...兄さんと世帯を持ちたいと思ってたのよ」「へっ? もてるねえ」「ほんとよ...
高見順 「いやな感じ」
...今背に負へる彼の*盾隆起の飾もてるもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...譬へば鋭利の牙もてる狩に慣れたる狗二頭...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...薔薇の色の指もてる曙またもあけし時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...十分以上の自信がもてる...
直木三十五 「三人の相馬大作」
......
中島敦 「河馬」
...おたがいの心の持ちようによっては俗界の中心にあってもほとんど遁世(とんせい)のごとき心境がたもてると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...もてるだけの荷物の包を両手にさげて...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...立ちどまっているといっそう判断力がもてるというかのように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...エイリイこき金いろの髪とあかき赤き木の実の脣(くちびる)をもてる女君は白鳥よりもしろく...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...もし何人も一家を養うに十分の食料に確信がもてるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...却て他のもののうちにもてるが如きものである」...
三木清 「歴史哲學」
...千九百十七年十一月九日郷里にて萩原朔太郎朝日みなぎれ朝日みなぎれ吾等苦しみあがきし日の償ひに新婦(はなよめ)をもてるものは新郎(はなむこ)なり...
室生犀星 「愛の詩集」
...世には彼らがあえてその意図について十分に責任をもてるような...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よくみたされた頭よりもよくできた頭をもてる指導者を選んで差上げるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...霊魂は責任がもてるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...先生がどうしてそう女にもてるのか...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...夜中彼女をたずねている(とりもてるもの...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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