...機智と諧謔とでもてなす心ぐみでいるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ねんごろに客(きやく)をもてなす花楸樹(はなかまど)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...われらを文人と知りて、なつかしげに話をもち出し、酒までも持て來て、もてなすこと、ねんごろなり...
大町桂月 「冬の榛名山」
...まるで王侯をもてなすやうな歓迎ぶりなのを見て...
薄田淳介 「若葉の雨」
...こうしてわたしは二十人はおろか千人でももてなすことができた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...寒からん山廬(さんろ)の我を訪ふ人は炬燵出ずもてなす心ありながら十一月二十七日 小諸山廬に素十...
高浜虚子 「六百句」
...わざとちやほやもてなすなかで...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...米友をもてなすことに一心になってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...半ば忠義気取りでもてなすお吉の親切が...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳をもてなすだけのことはしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この食堂が自分一人をもてなすための食堂でなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...わずかに三字のゆきさつだが鼻の下があるのとないのとでは大変感じに相違があるよ」「なるほど」と東風君は解(げ)しかねたところを無理に納得(なっとく)した体(てい)にもてなす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...お客をもてなすことにすっかり気をとられていたので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...専ら珍客としてもてなすのであつた...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...半額の出資者で千万長者と称ばれる人物やらを全力を挙げたお祭り騒ぎでもてなすのである...
牧野信一 「円卓子での話」
...水のコツプを並べたりしてもてなすのであつた...
牧野信一 「露路の友」
...私には彼をもてなすすべはない...
三好達治 「霾」
...客をもてなすにも清子のお粥である...
矢田津世子 「茶粥の記」
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