...ごろんと横になって読むにはもって来いである...
石川欣一 「可愛い山」
...迷うにはもって来いである...
石川欣一 「比島投降記」
...固い急斜面を登るにはもって来いのワックス...
石川欣一 「山を思う」
...――早くもって来い」「じゃ辻永さんはコンコドス...
海野十三 「地獄街道」
...もって来いである...
海野十三 「人造物語」
...「これやお祭に若い者に見せるにゃもって来いだ...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...もって来い」彼は素人油絵を青年らしい率直な誇をもって持って来た...
中井正一 「地方文化運動報告」
...そこにある金もって来いと言いつけられた...
中里介山 「大菩薩峠」
...便利でもって来いの土地さ...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...箏曲「さくらさくら」にはもって来いの伴奏でしたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...あしたの朝になったらば郵便や、早くもって来い、駈けてもってこい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...雨にぬらさずもって来い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「もって来いの時と場所でも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...竹の仕事をするにはもって来いの構造だ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...包装用にはもって来いだったろう...
柳田国男 「予が出版事業」
...家は、旗本だったが、すぐに廃家を命ぜられ、家財は飲みつぶし、およそ旗本悪のうちの典型であった彼には、ひと山、これに張りこむには、もって来いの、壮挙だった...
吉川英治 「大岡越前」
...やるにはもって来いの泊りだ...
吉川英治 「私本太平記」
...料紙と硯(すずり)をもって来い――と...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索