...迷うにはもって来いである...
石川欣一 「比島投降記」
...――早くもって来い」「じゃ辻永さんはコンコドス...
海野十三 「地獄街道」
...あとの「氷をもって来い」でフラッシュバックされて観客の頭の中に浮かぶ...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...「これやお祭に若い者に見せるにゃもって来いだ...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...もって来い」彼は素人油絵を青年らしい率直な誇をもって持って来た...
中井正一 「地方文化運動報告」
...便利でもって来いの土地さ...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...ビフテキなぞの対手にはもって来いである」と評しているが...
古川緑波 「駄パンその他」
...箏曲「さくらさくら」にはもって来いの伴奏でしたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...弱い心を卑屈にするにはもって来いのやりかたである...
宮本百合子 「刻々」
...幸きのうはいく分しのぎよかったから引越しにはもって来いでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...竹の仕事をするにはもって来いの構造だ...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...包装用にはもって来いだったろう...
柳田国男 「予が出版事業」
...もって来いの商売だよ...
横光利一 「上海」
...家は、旗本だったが、すぐに廃家を命ぜられ、家財は飲みつぶし、およそ旗本悪のうちの典型であった彼には、ひと山、これに張りこむには、もって来いの、壮挙だった...
吉川英治 「大岡越前」
...やるにはもって来いの泊りだ...
吉川英治 「私本太平記」
...硯(すずり)をもって来い...
吉川英治 「新書太閤記」
...料紙と硯(すずり)をもって来い――と...
吉川英治 「新書太閤記」
...まるで猿みたいな奴だなんていわれてたくらいで――高いところの仕事にはもって来いの餓鬼(がき)です...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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