...一体日本人は早くもったいぶったり容態ぶったりしたがる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...ふと先夜の三田村のもったいぶった言い方を思い出した...
梅崎春生 「幻化」
...もったいぶった書き方はやめよう...
高見順 「如何なる星の下に」
...烏帽子(えぼし)などかぶってひどくもったいぶった服装で山賊の京の宿舎を訪ね...
太宰治 「新釈諸国噺」
...もったいぶった鈍重な動作...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...貧しい生まれでありながらおつにすましてもったいぶった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼はかなり年輩のもったいぶった男で...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...もったいぶったものは...
中井正一 「美学入門」
...いったい」「さよう西暦(せいれき)……」自然だか偶然だか叔父はもったいぶった考え方をした...
夏目漱石 「明暗」
...ひどくもったいぶった説教だった...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...もったいぶった書き方をしたが...
久生十蘭 「魔都」
...もったいぶったもの...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...このもったいぶった検査を次々に無意味なものにたたきこわしてしまえ...
本庄陸男 「白い壁」
...「水を持ってきてくれなんだのかな」「……徳利の湯で飲んだらよかろう」もったいぶった兄の言葉を妹はおかしく感じた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...もったいぶったりしている人たちの仲間入りをしてしまったのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「鉄道事故」
...もったいぶったこの人は気は進まないままで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...もったいぶった態度で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...イヤにもったいぶった風采(ふうさい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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