...らしん儀の表だけはちゃんと水平にたもたれるのだ...
海野十三 「宇宙の迷子」
...大人になつて柱にもたれる折も...
薄田泣菫 「茶話」
...そして腹にもたれる...
種田山頭火 「其中日記」
...興味(けうみ)をもたれると思(おも)ふね...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...」「えッ! あなたはあの女の肩をもたれるのですか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あなたが他人にたいしていっそう正当な意見をもたれるようになりましたのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この文字どおりの天然の甘露は砂糖とちがって胃にもたれることがなく...
中勘助 「胆石」
...「おや?」土竈(へつゝひ)にもたれるやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なるほどその生垣にもたれる様に...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...もたれるようにしてやった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...なにかまた秘密企図をやっているのではないかと疑惑をもたれるおそれがある...
久生十蘭 「だいこん」
...人生への態度を語るという意味がもたれるのだと思う...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...正確な視点をもたれる学者であることは...
宮本百合子 「意味深き今日の日本文学の相貌を」
...女子漁民道場というようなところがつくられれば、そこでは漁村の間につたえられている迷信的なものと、どのようにたたかって女の海での活動の領分が開拓されてゆくだろうかと、期待がもたれる...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...何となしもたれる...
宮本百合子 「紅葉山人と一葉女史」
...椅子の背にもたれるとき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...中には我々の養いとならずただ腹にもたれるばかりの学問もある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さようなお情けをもたれるのではありましょうが」「何も知らぬとは?」「後醍醐のお企(くわだ)てがいかに深いものかということをです」「知らぬことはない」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
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