...口をもぐもぐと動かし...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...ううっと口をもぐもぐさせて...
海野十三 「太平洋魔城」
...しきりに拳(こぶし)をかためたり口をもぐもぐさせて...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...僕はこの上もぐもぐやるのも...
大杉栄 「獄中記」
...もぐもぐさせてゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...素晴しく大(でか)いもんでね……」とダコタ生れの農夫(ひやくしやう)は厚い唇をもぐもぐさせながら言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...だらし無く坐ってもぐもぐ菓子を食いながら...
太宰治 「善蔵を思う」
...へんにもぐもぐした声で言った...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ゆき子は口の中でもぐもぐやつてゐたするめの噛(か)みかけを...
林芙美子 「浮雲」
...さっきから口をもぐもぐしていますが...
林芙美子 「狐物語」
...ただもぐもぐと嚼(か)んで嚥(の)みこむだけの手間しか要らなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ちょうど もぐもぐハンカが もうひとつ イスを はこんでいた そのとき...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「わるねずふたりぐみのはなし」
...絶間もなくもぐもぐと喋(しゃべ)り続けるにつれて口の端に白い泡が溢れた...
牧野信一 「鬼涙村」
...にはかに脚をもぐもぐと動かしたかと見ると同時に...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...一生懸命でもぐもぐ噛んでゐた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...ただ口をもぐもぐしているよりほかはないみたいなのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...島さんは鼻と口をもぐもぐさせた...
山本周五郎 「季節のない街」
...詫びごとのようなことをもぐもぐ云った...
山本周五郎 「さぶ」
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