...もくろんでゐるある長いものゝ中の主人公や女主人公が...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...』と今度ぼくは誰かに(最も不愉快な客が来たら)言ってやろうと、もくろんでいる...
太宰治 「虚構の春」
...清国政府の打倒をもくろんでいる...
太宰治 「惜別」
...「貧窮組」というのもおかしなもので、誰がもくろんで、誰が煽動(おだて)たともないうちにこうして大勢が集まって、町内から町内へと繰込んで行くのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...もくろんでいる仕事なんだ」「そうか...
中里介山 「大菩薩峠」
...英国新聞界を牛耳ろうともくろんでいます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...二人が結託してなにやら不法なことをもくろんでいる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...冒険をもくろんでいると...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...夢の中でさえ事業をもくろんでいた...
山本周五郎 「季節のない街」
...もくろんではいけない事業の夢をみたんだぜ」七代目かぼちゃの眼がそろそろと上を見あげ...
山本周五郎 「季節のない街」
...大陰謀をもくろんでいたということは――これはこんど獄舎(ごくや)につないだ阿能十蔵から明るみに出たことだった...
吉川英治 「大岡越前」
...何をもくろんでいる様子か」「今までにない尺二寸の大玉へ...
吉川英治 「銀河まつり」
...ここに天下の覇握(はあく)をもくろんでいるかれ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...源氏再興の旗挙げをもくろんでいるのであるし...
吉川英治 「親鸞」
...それは脱走をもくろんで捕われてきた俵一八郎...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...興行をもくろんでいる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...アルブケルケはひそかにゴア攻撃をもくろんでいたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...信長が初めから法華宗を敗北させるようにもくろんでいたということは...
和辻哲郎 「鎖国」
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