...あつぷともがく間に不思議にも身體が浮かび...
石川三四郎 「浪」
...もがく子供をブラウンの手からうけとった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...大蟻の呪文雲呼ぶ暑さかな 時綱ゝゝゝつく脂(やに)に松の暑さかな 神櫻ゝゝゝ泉にもがく暑さかな 喜笛の三句であります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...その他「つく脂に松の」「泉にもがく」二句の...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...俺があのもがく男の首にロープを巻いて...
高見順 「いやな感じ」
...酸欠でもがく仕草を見せた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...死んでも引け!』痩せ馬が身をもがくと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...放せというに」金助はしきりにもがくけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...のた打ち廻って断末魔の苦しみをもがくのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この上もがくと、頸(くび)を縊(くゝ)つて身投げをするやうなもので」「勝手にしろ、――褌(ふんどし)を嫌ひな男碁は強し――てな、川柳點(せんりうてん)にある通り、碁の強いのは半間な野郎に限つたものさ」平次はさう言つて、一と握りの黒石(くろ)を、ガチヤリと盤(ばん)の上へ叩き付けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...掴まうとしてもがく蛾蟲の運命は...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...身も世もあらぬ思いでもがく...
北條民雄 「いのちの初夜」
...身をもがくように笑うのが聞こえた...
水野葉舟 「遠野へ」
...もがけばもがく程(ほど)泥(どろ)に吸はれて行く...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...わけてもがくがくと...
吉川英治 「三国志」
...もがくだけだった...
吉川英治 「平の将門」
...生きて命(めい)をまっとうしようともがく粘(ねば)り気(け)のあるところに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼は猛烈な勢いで身をもがくと...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??