...看護婦どもがくすくす笑ひをして行つた意味もこれでよく分つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もがけばもがくほど...
江戸川乱歩 「影男」
...じきに彼はもがくことを止めて...
江戸川乱歩 「双生児」
...面隱(おもがく)す兒(こ)の振(ふ)りかへり...
薄田淳介 「白羊宮」
...もがく子供をブラウンの手からうけとった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...かさかさと蟲のもがく足音がしてゐた...
太宰治 「思ひ出」
...トロイア勢は足許にもがく蛇見てアイギスを持てるヂュウスの徴(しるし)とし畏怖にうたれて立ちとまる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もうもがく力もなかった...
徳田秋声 「爛」
...猫が泣きもがくのもかまわずに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...くね/\ともがく身體...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...必死ともがく老爺の手から血刀を取上げます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯もがくばかりです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かれの何ものかを捕へようとして捕へきれずにもがくすがたを...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...もがけばもがくほど...
平出修 「夜烏」
...笑っている人がすこしあったからである――くんくん鳴いてもがく犬を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...もがく程あたらしく捲き付くといふぐあひになり...
室生犀星 「命」
...もがく力をさえ失って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...後ろを」もがく孫兵衛を押し伏せて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??