...あつぷともがく間に不思議にも身體が浮かび...
石川三四郎 「浪」
...)と震えてもがくのを...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...それを先生に……」彼はもがくようにして...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...別にもがく様なこともなく...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...私は悪夢から逃れようともがく人の様に...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...くもがくれしてしまって...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...くるしさにもがくとき...
大手拓次 「藍色の蟇」
...自身の力で動き廻ろうともがくのである...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...酔ふにもがく山頭火か!八月三十日晴―曇...
種田山頭火 「一草庵日記」
...放せというに」金助はしきりにもがくけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...主人が苦しみもがく断末魔の表情と...
中里介山 「大菩薩峠」
...蠅取紙(はえとりがみ)から逃げようともがく蠅たちのことが思い出された...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...身も世もあらぬ思いでもがく...
北條民雄 「いのちの初夜」
...どうしよう?お父さんが殺される!早く来てっ! 誰でもいいから早く来てっ!畳に爪を立てるようにもがく!そこへ出しぬけに窓の雨戸をガタン・ゴトン・ガラリと押しのけ障子をサッと開けながら「光ちゃん...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...それからもがくやうな心持の語になつた...
森林太郎 「當流比較言語學」
...断(た)っても断っても断ちきれないものに繋がれている自分をもがくように膝をすすめた...
吉川英治 「上杉謙信」
...「……もがくな、歯がみを鳴らすな...
吉川英治 「黒田如水」
...わっともがく...
吉川英治 「私本太平記」
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