...木はもえきってしまいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...お前は二人さえよければ親兄弟などはどうでもえいと思うのか...
伊藤左千夫 「春の潮」
...眠なく休(いこ)ひもえせで...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...眠なく休(いこ)ひもえせで...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そのような考えかたのなかから熱のあるもえ上るような芸術家が生まれたり...
上村松園 「画学校時代」
...おもえばおそろしいイワノフ博士と人造人間エフ氏ではある...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...リンのように光る二つの目が怒(いか)りにもえて...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...顔もえあげずなきゐたり...
竹久夢二 「どんたく」
...行てもええなあ」いうて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...おもえば/\おりっぱなかた/″\がみな/\おかくれなされましたのに...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...「番人! 火事だ! もえている!」すると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...はろかに思をはせてよみはべりけるまうですと吾行くみちにもえにける青菜はいまかつむべからしもいつしかも日はへにけるかまうで路のくまみにもえし菜はつむまでに投左のとほさかり居て思はずは青菜つむ野をまた行かむもの青雲の棚引くなべに目(ま)かげさし振放見ればみやこはとほし明治三十六年狂體十首萬葉集の尨大なる作者もさま/″\に...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...その額は大きな夏の奔騰のように彼におもえた...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...なんでもええから...
火野葦平 「花と龍」
...客 あれは、いまおもえば、僕のさびしい詮(あきら)めだった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...「……そんなことはお前が訊かいでもええ」辰男は鬱陶(うっとう)しい声でそう言って...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...いや最もしばしば、えりもえって、我々の不幸を喜び・これを嘲る・国民にお目にかけている!我々は剣術を習いにイタリアにゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...紛(まぎ)れもなく怖ろしい瞋恚(しんい)にもえて...
吉川英治 「剣難女難」
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