...萌黄縅(もえぎおどし)の鎧(よろい)はなくても...
泉鏡花 「女客」
...これだからそんなに心配しなくともえい...
伊藤左千夫 「大雨の前日」
...一見してはなんともえたいの知れぬ怪獣であった...
江戸川乱歩 「影男」
...もえきったマッチをすてて...
江戸川乱歩 「大金塊」
...古い香木のもえる煙のやうにたちのぼるこの紛乱(ふんらん)した人間の隠遁性と何物をも恐れない暴逆な復讐心とが...
大手拓次 「藍色の蟇」
...春雨やすこしもえたる手提灯大正三年三月 第三日曜...
高浜虚子 「五百句」
...あんな男と結婚してもええ思うてなさるのんか?」「そうでもないけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんまり見っともええこッちゃないな...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんたのいうように清い恋やったら交際してもええやないか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...お腹(なか)の中でちゃんときまってるこというて下さってもええやありませんか...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...討とうとおもえば此のあいだじゅう佐和山においても討てたけれども...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...あのUの爺さんもえらいのね……」「それはさうだ……」「それにあの人だツて感じのいゝ人ぢやありませんか...
田山録弥 「島の唄」
...萌黄(もえぎ)に唐草(からくさ)模様の四布(よの)風呂敷に包んで...
徳田秋声 「足迹」
...雪と空とのさかいにはつめたい陽炎のもえるけはい...
中村清太郎 「山岳浄土」
...元のままでもええから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「いくらでもええだけたべろ」と和太郎さんは...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...ちらちらとしてもえ哀しげなるに...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...もう死んでもええつもりでやる云いよりやんした...
林芙美子 「新版 放浪記」
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