...三百六十五段……」もう一息で...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...もう一息だ」川上機関大尉は...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...仕事はあともう一息だったけれど...
海野十三 「空襲警報」
...被害民たちはもう一息というところで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...もう一息じゃ」河野は起きあがった...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...「さあもう一息だ――」高村の伯父が肥つた體を動かしだしたのをきつかけに...
辻村もと子 「春の落葉」
...玉ちゃん草臥(くたび)れたろう、もう一息だ、我慢しな」「なあに、そんなに草臥れやしませんよ」たしかに六七里は来ているから、お玉の足ではかなり草臥れていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一息のところでございますよ」そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一息、この噂が人気を呼ぶやうになつたら、雪太郎達は米運びの合ひ間に案内船を支立てようかといふ話まで持ち上つてゐた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...なに此の私がもう一息押せば三千五百迄にはして見せる自信はあるさ...
三好十郎 「地熱」
...あの主人公の性格をもう一息...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...頑張れ、もう一息」と、励ました...
吉川英治 「三国志」
...もう一息!」「道も河内(かわち)へ入れば平坦(へいたん)になる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...もう一息まいりましょう」「そうですか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...もう一息駈けだして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...やって下さい! もう一息です! 百里の道を歩む者は九十里をもって半(なか)ばと思えといいます...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ここは」「六条の松原」「もう一息」携(たずさ)えている提燈(ちょうちん)には...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もう一息」足は早くなる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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