...もう一息の辛抱(しんぼう)である...
芥川龍之介 「おぎん」
...もう一息!」この南シナ海には...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...もう一息で刺し貫きそうなところまで迫っていたのである...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...もう一息の所で取逃がした無念さに...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...もう一息早くなれば遂には内臓の活動写真も出来るだろうと思われる...
寺田寅彦 「話の種」
...もう一息と気張ってる瞬間に...
豊島与志雄 「人の国」
...玉ちゃん草臥(くたび)れたろう、もう一息だ、我慢しな」「なあに、そんなに草臥れやしませんよ」たしかに六七里は来ているから、お玉の足ではかなり草臥れていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一息のところでございますよ」そこで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ホンのもう一息のところで……」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ようやくの事先鋒(せんぽう)を去る事約五六寸の距離まで来てもう一息だと思うと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もう一息圧へて置いてやらうと思つて...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...もう一息のところぐっと深くなって...
宮本百合子 「印象」
...さアもうこの位にして、もう一息...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(と再びしゃがんで姿を消す)仙太 さ、もう一息やろか...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...――もう一息!と...
吉川英治 「三国志」
...もう一息、工夫いたせばと思っておりますが」「試すのも、工夫の一つだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...やって下さい! もう一息です! 百里の道を歩む者は九十里をもって半(なか)ばと思えといいます...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ここは」「六条の松原」「もう一息」携(たずさ)えている提燈(ちょうちん)には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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