...苟(いやしく)も一個の士人たる徳義(とくぎ)操行(そうこう)において天下後世に申訳(もうしわけ)あるべからず...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...申訳(もうしわけ)ありません」「申訳ないことはありませんけれど...
海野十三 「海底都市」
...どうも申訳(もうしわけ)がありません」「おい...
海野十三 「怪塔王」
...それは申訳(もうしわけ)に過ぎないようだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...足などはほんの申訳(もうしわけ)に着いている様だった...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...」「もうしわけねえ...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...もうしわけないが...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...乳母(うば)のお波(なみ)が帰って来て申訳(もうしわけ)がないと泣き出す騒ぎである...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...君には申訳(もうしわけ)ない...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...もはやかくの如く群衆する所の多数の学生を容(い)るる家のないということは諸君に対して甚(はなは)だ申訳(もうしわけ)のないことである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...もうしわけがないのだが...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...みょうじをけがせば先祖にたいしてもうしわけのないのが一つ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...ほんの申訳(もうしわけ)にやっているのだという...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...やす石鹸やす玩具(おもちゃ)など持て来るほンの申訳(もうしわけ)ばかりの商人実際のお貰(もら)いも少からず来る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...落第しても母に対して尤(もっとも)至極(しごく)な申訳(もうしわけ)ができると思うからであった...
永井荷風 「すみだ川」
...」と男は俄(にわか)に申訳(もうしわけ)らしく...
永井荷風 「ひかげの花」
...もうしわけをする気でしょう...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...巷の出来事といったようないわば六号活字の申訳(もうしわけ)的報道に止まる...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
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