...額と手とがまるっでめんこくて俺らもう少しで舐めるところだつた...
有島武郎 「骨」
...出来ない子は心がめんこいんだ...
有島武郎 「骨」
...その声を社会に普(あま)ねからしめんことを切望して止まないのである...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...願(ねがわ)くは彼れ(神)しばらく息(や)めて我を離れ我をして少しく安んぜしめんことを」と...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...血を蔽(おお)うことなくいつまでもこれを地に止(とど)めてその血の号叫(さけび)をして永久に終熄(しゅうそく)すること無からしめんことを求めたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...史的発展の跡を明瞭ならしめんことを勉めざる可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...こんどの世話はごめんこうむる...
太宰治 「佳日」
...それはごめんこうむって筆談にしようと思っているんですよ...
太宰治 「パンドラの匣」
...……西博士をわが学園の後任学長に任じて真に国民道徳顕現の源宗たらしめんことを冀(ねが)う」...
戸坂潤 「社会時評」
...「そうかもしれない……そうでないとも言えない……俺(おれ)にはわからない……俺はごめんこうむろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...子供の群(むれ)がめんこや独楽(こま)の遊びをしている外(ほか)には至って人通りの少い道端(みちばた)の格子戸先(こうしどさき)で...
永井荷風 「すみだ川」
...めんこの一つ一つを大切に撫でて...
中谷宇吉郎 「雑記」
...いたずらだけで罰はご免蒙(めんこうむ)るなんて下劣(げれつ)な根性がどこの国に流行(はや)ると思ってるんだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「あなたの云う事は本当かも知れないですが――とにかく増給はご免蒙(めんこうむ)ります」「それはますます可笑(おか)しい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...雨の降る日の縁端にわが弟はめんこ打つめんこの繪具うす青くいつもにじめる指のさき兄も哀しくなりにけり雨の降る日のつれづれに客間の隅でひそひそとわが妹のひとり言なにが悲しく羽根ぶとん力いつぱい抱きしめる兄も泣きたくなりにけり...
萩原朔太郎 「雨の降る日」
...いずくんぞ悪を思わんやの域にあらしめんこと...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...斉護は子をして下情(かじょう)に通ぜしめんことを欲し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「ごめんこうむります」と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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