...めでたい、御婚礼のお祝いは、にぎやかに二週間つづきました...
鈴木三重吉 「黄金鳥」
...この青年はけっして皆の考えているほどおめでたい人間ではなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...おめでたい旧式で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...幸い大した怪我もなかったのはめでたいが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...御目出度(おめでたい)喜劇を作り上げて...
夏目漱石 「それから」
...頗(すこ)ぶる御目出度(おめでたい)のです...
夏目漱石 「門」
...そして若し聴手の意に投じたならば彼等も一処に盃を挙げながら声をそろへて「めでたい夢を見ようではないか――」と合唱するのである...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...この穀物の入った俵があればまず生命には別条がないからこんなめでたいことはない...
牧野富太郎 「植物記」
...このおめでたい野郎どもめ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...御(ご)一代に幾度(いくたび)というおめでたい事のある中で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「君のためには誠におめでたい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...主家(しゅか)のお使いか」「さようです」「めでたい...
吉川英治 「黒田如水」
...このめでたい吉日に」「きょうが吉日とお考えになられるのからして...
吉川英治 「三国志」
...いや、めでたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...めでたい――と申すほかはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...めでたい御大任をひかえて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...畑や、沼の水鳥の番人を仰せ付かって、何がそんなに、めでたいのだ...
吉川英治 「平の将門」
...一決する」「めでたいといってもよかろう」「そうだとも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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