...この御二人(おふたり)ほどお似合(にあい)の配偶(めおと)はめったにありそうにもございませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...めったにそんなところへふみこむ者はありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...めったに使いませんが...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...めったにあるもんじゃない...
太宰治 「佳日」
...毎年お花見の時より外にはめったに着ることのない和服を着て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...このあたりには薄化粧した女はめったに見あたらないのに...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...ある家庭で歳末に令嬢二人母君から輪飾りに裏白(うらじろ)とゆずり葉と御幣(ごへい)を結び付ける仕事を命ぜられて珍しく神妙にめったにはしない「うちの用」をしていた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...定員人数の制限を守りさえすれば墜落の恐れはめったにない...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...めったにあるものではない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...登った人はめったにない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...学校中の評判なのですって……」めったに自慢しない子なのだが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...車馬の轟(とどろ)きはめったに聞こえず...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...――めったに出かけなかったし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...警部補はめったに驚かないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...お父さんをめったに喜ばせてくれないね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...大儀大儀」褒め惜しみのつよい家康が、こんなに褒めたことは、めったにない...
吉川英治 「新書太閤記」
...なにしろ、色街でも引く手は数多(あまた)な伊達者(だてしゃ)ではいらっしゃるし、お金はあり余るうえ、おまけに、女には人いちばい、お眼が肥(こ)えているんだから、めったに、旦那のお気に召すような女なぞありッこなしでござんしょう」「ところがさ、世はままにならないものでね」「おや、旦那にも、ままにならないことなんか何かおありですかえ」「小唄の文句じゃないが、あちらで想ってくれるのは、こちらはさほどでもないし、こちらで想う人には……」西門慶は、思い入れたっぷり、金蓮の顔を眼のすみから偸(ぬす)み見る...
吉川英治 「新・水滸伝」
...めったにない怒り方を示し...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
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