...舌の上に載(の)せた飴玉(あめだま)のように...
海野十三 「蠅」
...その一子に才兵衛(さいべえ)とて生れ落ちた時から骨太く眼玉(めだま)はぎょろりとしてただならぬ風貌(ふうぼう)の男児があったが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...」と蜻蛉(とんぼ)の眼顆(めだま)のように頭を光らせながら...
徳田秋声 「新世帯」
...大きな眼玉(めだま)のようなヘッドライトの光をかがやかし...
豊島与志雄 「ばかな汽車」
...俺(お)れ目玉(めだま)の黒(くれ)え内(うち)やさうはえがねえぞつちんだから...
長塚節 「土」
...眼球(めだま)を遠慮なく...
夏目漱石 「坑夫」
...眼球(めだま)と云う器械を結びつけて...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...眼球(めだま)一つぐらいは潰しても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...母にねだっては時々名物の飴玉(あめだま)を少しばかり送った...
林芙美子 「私の先生」
...さつそく片方(かたほう)の眼玉(めだま)をたべてみた...
逸見猶吉 「火を喰つた鴉」
...『さういふ眼玉(めだま)を喰(く)つたまでさ...
逸見猶吉 「火を喰つた鴉」
...両方(りやうはう)の眼玉(めだま)が無(な)い鴉(からす)なんて...
逸見猶吉 「火を喰つた鴉」
...油(あぶら)の中で魚の眼玉(めだま)のように銀色(ぎんいろ)に光っています...
宮沢賢治 「貝の火」
...キャラメルと飴玉(あめだま)とがお菓子箱のうちで喧嘩をはじめました...
夢野久作 「キャラメルと飴玉」
...アンポンタン・ポカン然として眼球(めだま)をコスリコスリ起上るのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...碧眼玉(あおめだま)をギョロ付かした乗客が...
夢野久作 「焦点を合せる」
...子どもの飴玉(あめだま)三ツも買えないんだよ)人々は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...左の眼球(めだま)を! アッハッハハハ』ニコル氏は凄い声で呵々と大笑した...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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