...或は盲目(めくら)...
石川啄木 「葬列」
...字にかくとおんなじというめくらだけれど...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...突然めくらになったように...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...盲目(めくら)で学者になつた塙検校(はなはけんげう)と言ふ人も居るし...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...外で遊んでいて、めくら、めくら、となぶられてきた腹立ちがみなぎっているのが、肩のはらせ方にまで現われていた...
壺井栄 「赤いステッキ」
...盲目(めくら)の婆さんでも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...世間並みの盲目(めくら)のように不自由な思いは致しません」「それでも...
中里介山 「大菩薩峠」
...盲目(めくら)千人の世を欺こうとしてもそうは問屋が卸さぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱり眼あきはめくらに如(し)かず……塙検校(はなわけんぎょう)にからかわれるのもやむを得ない」「事実...
中里介山 「大菩薩峠」
...父はやがてその盲目(めくら)の家を音信(おとず)れた...
夏目漱石 「行人」
...誰も盲目(めくら)の私が殺したと思ひませんよ」佐の市はどんなにお六にひどい目に逢はされてゐたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ずんぐりした体にめくらじまのやや裾みじかな着附(きつ)けでニコニコ洋鋏(はさみ)をつかっていたが...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...」此處に新しいカアドがめくられた! 讀者よ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...別にめくらが千人居ると言うんじゃ無いんだ...
三好十郎 「好日」
...盲目滅法(めくらめっぽう)に掴みかかったので...
夢野久作 「オンチ」
...盲人(めくら)と狂女のあられぬ姿じゃ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...もんぺという盲目縞(めくらじま)の足ごしらえ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...たしかにおりましたよ盲(めくら)の老婆が...
吉川英治 「新・水滸伝」
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