...お蔭(かげ)で私(わたくし)は自分(じぶん)でも気(き)がつくほどめきめきと元気(げんき)が出(で)てまいりました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...めきめきと売出した若手の私立探偵であった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...その頃からたださえ多くもない患者がめきめきと減って行った...
大阪圭吉 「三狂人」
...お蔭で彼等はめきめきと頭を擡(もた)げるやうになつた...
薄田泣菫 「茶話」
...鄭宰相が陰(いん)に陽(よう)に推輓(すいばん)してくれるのでめきめきと栄達(えいたつ)した...
田中貢太郎 「悪僧」
...その幹の中でめきめきと裂ける音が聞え...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...私はそれからは恐しい夢に魘はれることもなく体もめきめきと発育するやうになつたが...
中勘助 「銀の匙」
...四十三私は急に智慧がついてなにかひと皮ぬいだやうに世界が新しく明るくなると同時に脾弱かつた体がめきめきと達者になり...
中勘助 「銀の匙」
...この二三年めきめきと仕上げた店でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...めきめきと売出した時に...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...彼女はめきめきと売り出した...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...めきめきと美しさが光を放つて來た...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...俺は今若木の枝が芽を吹くやうにめきめきと世の中に延びて行く...
平出修 「瘢痕」
...めきめきとこの人の本然の持ち味は開花した...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...その健康がめきめきと回復してゆかない女は少ないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...殊に鶴江はめきめきと丈夫になり...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...詠草の成績もめきめきとあがった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...二ここ、めきめきと、江戸市井(しせい)の中に、男を売り出した一人の遊侠がある...
吉川英治 「剣難女難」
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