...下につどうた羊のむれも忘れたやうに...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...御祈願(ごきがん)をこむれば直接(ちょくせつ)神様(かみさま)からお指図(さしず)を受(う)けることもでき...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...巨大なカブトムシのむれを想像して...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...小島の蔭に鳥貝を取る船が一(ひ)と群(むれ)帆を聯(つら)ねている...
鈴木三重吉 「千鳥」
...緑色の水のなかには濃い青銅色のそれらの魚がむれ遊び...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...睡つてゐるのかその眼はつむれてゐた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...――飮み終へて盃もとに納むれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...由来この種の雅致は或一派の愛国主義者をして断言せしむれば...
永井荷風 「妾宅」
...顧みて東方(とうぼう)の半天を眺むれば...
二葉亭四迷 「浮雲」
...植物に趣味を持って山野(さんや)に草や木をさがし求むれば...
牧野富太郎 「植物知識」
...樵夫二人だまつて霧をあらはるゝ樵夫も馬子も皆足を茶屋にやすむればそれぞれにいたわる婆様のなさけ一椀の渋茶よりもなお濃し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...微風が来て例の鼻にもたわむれるが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...ねむれば星のゆめ...
水谷まさる 「歌時計」
...我が友の一人はたはむれに我が先生の御作納め居る本箱を指して「鏡花文庫」と呼びたり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...新しいガンのむれが...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ガンのむれが地上にガチョウたちを見つけたときは...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...そのむれのなかには...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...始祖日本人の小さな群(むれ)が足を印した頃らしいときまると...
柳田国男 「海上の道」
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