...谷を埋(うず)めている白雲(はくうん)の群(むれ)...
芥川龍之介 「秋山図」
...また水天の間には海緑色のもののむれ...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...たわむれているのが見えた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...入口をめざす人のむれ...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...夕彼方にけむれる森のあたり...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...寝苦しかつた、一時から三時まで、やつとねむれた...
種田山頭火 「其中日記」
...今夜もようねむれるこころよさ...
種田山頭火 「其中日記」
...しかしてかの民間の有志者がたまたま独立の営業を創(はじ)むれば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...人戯(たわむれ)に呼んで田うごきの翁(おきな)となせり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...群(むれ)をなして一直線に...
夏目漱石 「夢十夜」
...学問の蘊奥(うんおう)を極むれば...
新渡戸稲造 「教育の最大目的」
...春風になぶられてうごく雄獅子の髭(ひげ)に戯むれ遊ぶ...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...相手の顏も知らずにたはむれる時もある……...
林芙美子 「暗い花」
...つかんで引出(ひきだ)す横町(よこてう)の一むれ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...男子をもこの教えの範囲内に入れて慎む所あらしむれば...
福沢諭吉 「日本男子論」
...子供、たわむれに、これに錦繍(きんしゅう)をまとわしむるに、彼は、その尻と背とを掩うことを知らず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ガンのむれはずっと上のほうを飛んでいて...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...筆者をして云わしむれば人間の身体のこなしと...
夢野久作 「能とは何か」
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