...佛國(ふつこく)優位(いうゐ)を占(し)むれば...
伊東忠太 「國語尊重」
...川楊のひとむれを通り越すと...
太宰治 「陰火」
...先生はれいの人骨のむれに取りかこまれ...
太宰治 「惜別」
...再びとろ/\として覚むれば船は既に港内に入って窓外にきらめく舷燈の赤き青き...
寺田寅彦 「東上記」
...其哀憐を求むれど聽かず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...羊のむれをつれて小屋へかえっていきました...
豊島与志雄 「銀の笛と金の毛皮」
...群(むれ)をなして一直線に...
夏目漱石 「夢十夜」
...詩(パントウン)を唄(ニヤニ)つてよ」球江がたはむれて船頭へ聲をかけると...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...これを簡単に抹殺せしむれば足る――と考えられた...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...余輩をしてその積極を望ましむれば期(き)するところ左(さ)のごとし...
福沢諭吉 「旧藩情」
...男子の地位をして一層の下に就(つ)かしむれば...
福沢諭吉 「日本男子論」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...額から汗を流して遊び戯むれる「大きな子供」のカールをイエニーはわれを忘れて見とれた...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...ツシヤまたは是と近い語で呼んでいる島または人の群(むれ)は...
柳田国男 「海上の道」
...鈍い電灯の周囲に薄霧がむれていた...
横光利一 「旅愁」
...野鼠(のねずみ)のような黒衣(くろご)の群(むれ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...長州方の浪人隊が一屯(ひとむれ)いるという...
吉川英治 「松のや露八」
...朋友に(交わりて)数(せ)むれば斯(すなわ)ち疏(うと)んぜらる...
和辻哲郎 「孔子」
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