...襁褓(むつき)を縫ひ...
アダ・ネグリ Ada Negri 上田敏訳 「母」
...石婦(うまずめ)と呼ばれし者も身重(みおも)になりてはや六月(むつき)となりぬ...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...黒暗(くらやみ)をもてこれが襁褓(むつき)となし...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...長いあいだ襁褓(むつき)の始末などについて...
徳田秋声 「黴」
...彼女が奉仕(ほうし)の天使の如く突然高樹町の家(うち)に現(あら)われてから六月目(むつきめ)に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...懐しい襁褓(むつき)の臭のような愛情が...
外村繁 「夢幻泡影」
...もう六月(むつき)というもの返事もありません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...むつきの間から丹青の中に人となり...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう疾(とう)の昔からむつきの厄介にはなつてゐませんよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...庭に襁褓(むつき)が乾(ほ)してあったとて...
二葉亭四迷 「平凡」
...いたいけなこのむつきの子供に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...襁褓(むつき)などを乾すこと絶えず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それから襁褓(むつき)の支度をした...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...軟かい毛織の襁褓(むつき)にくるんで...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...机の上なりし襁褓(むつき)を与えたるとき...
森鴎外 「舞姫」
...襁褓(むつき)の籠と共に...
吉川英治 「三国志」
...自分たちの手で襁褓(むつき)から育てあげて今日に至った者達だからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...嬰児(あかご)の褓(むつき)が干してあった...
吉川英治 「平の将門」
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