...むだ話をしたりしてゐた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...一日中むだ話をして暮した...
石川欣一 「可愛い山」
...父兄の財産を食い減すこととむだ話をすることだけである...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...あえて見るふうもなくむだ話をしている...
伊藤左千夫 「去年」
...いたずらにむだ話をして本気で働く気でないのでは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ふと他のテーブルの客とむだ話してゐる妹娘に眼をとめて云ふ...
武田麟太郎 「一の酉」
...みんなが腹ばいになってむだ話をする事もある...
寺田寅彦 「花物語」
...互いに学生間でむだ話にふける平常の時のように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例によって顎十郎のむだ話...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...むだ話のついでに...
久生十蘭 「奥の海」
...さすがに女の友だちにも心の惹(ひ)かれるところがあってむだ話もして行きたいのだろうがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すべての動物がむだ話までするものと...
柳田國男 「夢と文芸」
...ぶらぶら歩きまわってむだ話をするだけである...
山本周五郎 「青べか物語」
...「おめえはただむだ話しをするか...
山本周五郎 「似而非物語」
...むだ話をしたりして帰る...
山本周五郎 「末っ子」
...なにか食べながらむだ話をしていた...
山本周五郎 「契りきぬ」
...埒(らち)もないむだ話に...
吉川英治 「新書太閤記」
...バアルは美しい快活な少女を捕えてむだ話をしていたが...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
便利!手書き漢字入力検索