...十月十八日――殺したい慾望がまだ骨の髄を走りってむずむずさせる...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...喉のあたりがむずむずして来た...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...むずむずと目覚めた六蔵...
泉鏡花 「浮舟」
...むずむずする口を堪(こら)える下から...
泉鏡花 「婦系図」
...足首からむずむずして...
泉鏡花 「怨霊借用」
...その好人物というところさ」「こりゃ賞めてるんじゃないか」と野呂はむずむずと頬をゆるめてニコニコ顔になりました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...みな無意識に脚がむずむずしているのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...むずむずするほど甘(あま)たるく...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...むずむずとした形で...
中里介山 「大菩薩峠」
...むずむずと手ぐすねで鳴っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...腕がむずむずしているらしい...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...むずむずしている...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...二人の聞き手は身体(からだ)をむずむずと動かした...
平林初之輔 「鉄の規律」
...ひつじの毛皮服がむずむず動いて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...というむずむずした表情をして傍に立っていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たえず咳をする者はわたしの肺臓と喉元(のどもと)とをむずむずさせる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「躯がむずむずしてしようがないもんだから...
山本周五郎 「さぶ」
...むずむずと、かれの癖が初まった...
吉川英治 「くせ」
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