...「泰ちやん」は下駄屋(げたや)の息子(むすこ)である...
芥川龍之介 「本所両国」
...二人(ふたり)のむすこが耕すささやかな畑地(はたち)のほかに...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...四息子(むすこ)の性(せい)は善(ぜん)にして...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...まもなくむすこも病気になった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...『金毘羅利生記(こんぴらりしょうき)』を出版してマンマと失敗した面胞(にきび)だらけの息子(むすこ)が少しばかり貸本屋(かしほんや)学問をして都々逸(どどいつ)や川柳(せんりゅう)の咄ぐらいは出来た...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...暫く見ないうちに大きくなったもんだネ」「あの惣領息子(そうりょうむすこ)が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...じぶんのひとりむすこにのこした...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...子息(むすこ)の才能の総和が親爺(おやぢ)のそれに匹敵するのは何(ど)うにか辛抱出来るが...
薄田泣菫 「茶話」
...息子(むすこ)住む田舎家(いなかや)に来て春惜む行き過ぎて顧みすれば花しどみ四月二十四日 九羊会兼調布俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...「うちのむすこのふとんを持ってきたよ...
壺井栄 「柿の木のある家」
...子息(むすこ)の姿が見えないと言うのであった...
徳田秋声 「足迹」
...息子(むすこ)と自分とのために他の住居を捜して引移った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あなたと息子(むすこ)さんが生(い)きているあいだ...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...だのに息子(むすこ)の事でも気にするように...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...なぜかれらの父親やむすこが...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...息子(むすこ)や娘は母の態度を飽き足りない歯がゆいもののように思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...家も財産も捨てて頼(たよ)りにしてよい息子(むすこ)にも娘にも別れて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その息子(むすこ)たちと絶え間なしに病床に付き添っているようなところと変わり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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