...ぼくのこの世の中で好きだとおもったただひとりのむすめだった...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...そのむすこが、賢吉君に鉄の箱をあずけたというわけだ...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...そのひとりのむすめのしろい足のうつくしさをわたしはわすれない...
大手拓次 「藍色の蟇」
...一人の娘(むすめ)が...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...「これからどこへ往くの」小女(こむすめ)は電車通りの方へ顔をやってみせた...
田中貢太郎 「水魔」
...「君は家の女(むすめ)と夙縁(しゅくえん)があるから...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...隣の息子(むすこ)が雌を連れて来て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...佐川の娘(むすめ)の方は...
夏目漱石 「それから」
...僕の息子(むすこ)にだけは時勢に遅れさせたくない...
新渡戸稲造 「自警録」
...私があちらへ行く前にしばらくなじんでいた会席料理の娘がその後いろんな目に逢って厨川と内縁関係をむすんでいた...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...さて逍遙子が對相對生涯は其腹稿のみの主義なれば今これを評せむすべを知らず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...この女は西村与三郎の女(むすめ)作であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...むすめのほうは森のなかにつれていかれ...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
...斬(き)りむすぶのはあやまりだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...むすめの嫁入りにまで世話をやき...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかもその場で兄弟の約までむすんでいた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「雪乃(ゆきの)のむすめ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...語り手は物語をむすんだ...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
便利!手書き漢字入力検索