例文・使い方一覧でみる「むしゃくしゃ」の意味


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...彼れはむしゃくしゃしながら馬力を引ぱって小屋の方に帰って行った...   彼れはむしゃくしゃしながら馬力を引ぱって小屋の方に帰って行ったの読み方
有島武郎 「カインの末裔」

...学者はむしゃくしゃしてきました...   学者はむしゃくしゃしてきましたの読み方
アンデルセン 楠山正雄訳 「影」

...胸の中でむしゃくしゃしていたのである...   胸の中でむしゃくしゃしていたのであるの読み方
海野十三 「地球発狂事件」

...そうして理(わけ)もなくむしゃくしゃと腹が立って...   そうして理もなくむしゃくしゃと腹が立っての読み方
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」

...むしゃくしゃもする...   むしゃくしゃもするの読み方
大杉栄 「日本脱出記」

...行くたびにむしゃくしゃしながら帰って来る...   行くたびにむしゃくしゃしながら帰って来るの読み方
大杉栄 「日本脱出記」

...彼はむしゃくしゃして来るのだった...   彼はむしゃくしゃして来るのだったの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」

...お島は何だか胸がむしゃくしゃしていた...   お島は何だか胸がむしゃくしゃしていたの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...むしゃくしゃした時には...   むしゃくしゃした時にはの読み方
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」

...きっとむしゃくしゃしていらしたのでしょう...   きっとむしゃくしゃしていらしたのでしょうの読み方
豊島与志雄 「花子の陳述」

...むしゃくしゃにこの座敷を飛び出してしまいました...   むしゃくしゃにこの座敷を飛び出してしまいましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ただ、むしゃくしゃと、そう感憤激昂して、水戸を毛嫌いしている――こういうむしゃくしゃ腹で、薬王寺前あたりへ来た時に、どんと無遠慮に神尾の前半にぶつかったものがありました...   ただ、むしゃくしゃと、そう感憤激昂して、水戸を毛嫌いしている――こういうむしゃくしゃ腹で、薬王寺前あたりへ来た時に、どんと無遠慮に神尾の前半にぶつかったものがありましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...あの晩はばかにむしゃくしゃした晩だった...   あの晩はばかにむしゃくしゃした晩だったの読み方
西尾正 「放浪作家の冒険」

...私はむしゃくしゃしてきたので...   私はむしゃくしゃしてきたのでの読み方
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」

...むしゃくしゃしている矢先のことでございましたから...   むしゃくしゃしている矢先のことでございましたからの読み方
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」

...そこでむしゃくしゃ腹にどてらを羽織って出て大戸をあけるなり「今頃になって誰だ」と怒鳴った...   そこでむしゃくしゃ腹にどてらを羽織って出て大戸をあけるなり「今頃になって誰だ」と怒鳴ったの読み方
森於菟 「屍体異変」

...むしゃくしゃした気持や激情におかされずにいてもらいたい...   むしゃくしゃした気持や激情におかされずにいてもらいたいの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...何日(いつ)だったか、一寸(ちょっと)忘れたが、或(ある)冬の夜のこと、私は小石川区金富町(こいしかわくきんとみちょう)の石橋思案(いしばししあん)氏の家(うち)を訪れて、其処(そこ)を辞したのは、最早(もう)十一時頃だ、非常に真暗(まっくら)な晩なので、全く鼻を撮(つま)まれても解らないほどであった、ふいと私は氏の門を出て、四五間(けん)行くと、その細い横町の先方(さき)から、低く草履(ぞうり)の音がして、道の片隅(かたすみ)を来るものがある、私は手に巻煙草(まきたばこ)を持っていたので、漸々(ようよう)二人が近寄って遂(つい)に通過(とおりす)ぎる途端、私は思わずその煙草(たばこ)を一服強く吸った拍子に、その火でその人の横顔を一寸(ちょいと)見ると驚いた、その蒼褪(あおざめ)た顔といったら、到底(とうてい)人間の顔とは思われない、普通病気などで蒼褪(あおざめ)るような分(ぶん)ではない、それは恰(あだか)も緑青(ろくしょう)を塗ったとでもいおうか、まるで青銅(からかね)が錆(さび)たような顔で、男ではあったが、頭髪(かみのけ)が長く延びて、それが懶惰(ものぐさ)そうに、むしゃくしゃと、顔のあたりに垂れているのであった、私はそれを見ると、突然何かに襲われた様に、慄然(ぞっ)として、五六間(けん)は大跨(おおまた)に足取(あしどり)も頗(すこぶ)る確(たしか)に歩いたが、何か後方(うしろ)から引付(ひきつ)けられるような気がしたので、それから先は、後方(うしろ)をも振向(ふりむ)かず、一散走(いつさんばし)りに夢中で駈出(かけだ)したが、その横町を出ると、すぐ其処(そこ)が金剛寺坂(こんごうじざか)という坂なので、私はもう一生懸命にその坂を中途まで下りて来ると、その時刻にまだ起きていた例の「涙寿(なみだす)し」の前(まえ)まで来て、やっと一息ついて、立止(たちどま)ったが、後方(うしろ)を見ると、もう何者も見えないので、やれ安心と思って漸(ようや)くに帰宅をした、これは或(あるい)は私の幻覚であったかもしれぬが、その蒼褪(あおざめ)た顔の凄さといったら、その当時始終(しじゅう)眼先(めさき)にちらついていて、仕方が無かったが、全く怖い目に会ったのであった...   何日だったか、一寸忘れたが、或冬の夜のこと、私は小石川区金富町の石橋思案氏の家を訪れて、其処を辞したのは、最早十一時頃だ、非常に真暗な晩なので、全く鼻を撮まれても解らないほどであった、ふいと私は氏の門を出て、四五間行くと、その細い横町の先方から、低く草履の音がして、道の片隅を来るものがある、私は手に巻煙草を持っていたので、漸々二人が近寄って遂に通過ぎる途端、私は思わずその煙草を一服強く吸った拍子に、その火でその人の横顔を一寸見ると驚いた、その蒼褪た顔といったら、到底人間の顔とは思われない、普通病気などで蒼褪るような分ではない、それは恰も緑青を塗ったとでもいおうか、まるで青銅が錆たような顔で、男ではあったが、頭髪が長く延びて、それが懶惰そうに、むしゃくしゃと、顔のあたりに垂れているのであった、私はそれを見ると、突然何かに襲われた様に、慄然として、五六間は大跨に足取も頗る確に歩いたが、何か後方から引付けられるような気がしたので、それから先は、後方をも振向かず、一散走りに夢中で駈出したが、その横町を出ると、すぐ其処が金剛寺坂という坂なので、私はもう一生懸命にその坂を中途まで下りて来ると、その時刻にまだ起きていた例の「涙寿し」の前まで来て、やっと一息ついて、立止ったが、後方を見ると、もう何者も見えないので、やれ安心と思って漸くに帰宅をした、これは或は私の幻覚であったかもしれぬが、その蒼褪た顔の凄さといったら、その当時始終眼先にちらついていて、仕方が無かったが、全く怖い目に会ったのであったの読み方
柳川春葉 「青銅鬼」

「むしゃくしゃ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「むしゃくしゃ」

「むしゃくしゃ」の英語の意味


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