...むくむくと出てきましたよ」「いやいや...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...むくむくと推並(おしなら)んで...
泉鏡花 「瓜の涙」
...山の如くむくむくと立上つてゐた...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...僕はむくむくと起きあがった...
海野十三 「海底都市」
...むくむくと立上った...
海野十三 「火星兵団」
...再会なつかしい雪子姉さん――木見雪子学士の声だと気がついた道夫は寝台からむくむくと起上った...
海野十三 「四次元漂流」
...その男はむくむくと起き上った...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...腕と腕とがねじれ、足と足とがからまり、ある腕や足は肉の枝となって横ざまに伸び、ふりみだした黒髪は、巨木にまといつくツタカズラとも見えて、それらがつとめて静止してはいるのだが、若い生きもののことだから、むくむくと、絶えずどこかが動いている...
江戸川乱歩 「影男」
...むくむくと太古を夢見てる犬よ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...今まで横になっていた人形が魂の入ったようにむくむくと動きだした...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...畳がむくむくと持ちあがりそうになった...
田中貢太郎 「変災序記」
...むくむくと元気が湧き...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...むくむくと噴き上つた煙が漂ふのは...
正宗白鳥 「今日は無事」
...やはり腰から下がむくむくとしているからの名らしく...
柳田国男 「木綿以前の事」
...むくむくと此方へうごいてきた...
吉川英治 「三国志」
...むくむくとよじれ登るようなその入道雲は...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...むくむくと入道雲のように拡がる不安と...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
...あの爽やかな「夏」の象徴であるむくむくと盛り上った雲の峰が立つと...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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