...むき出しの鋭い白歯ばかりの...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...むき出しの歯を食いしばって耐え難い苦痛を表していた...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...へんにむき出しの寒々した感じで...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...むき出しのテーブルの上に所々陶器の鉢(はち)が置いてあって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...むき出しの岩肌を見せている...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...揚幕一枚をブラ下げたむき出しの吊(つり)二階で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心なくも苦痛に歪(ゆが)んだ小さい顏はむき出しのまゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...むき出しの足を鏡に写して見たり...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...彼女の腕はむき出しのまゝ汗ばんで...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...ほとんどむき出しのキュロットと青い靴下を履いたまるで酔っ払いのようにふらつく足を上手く隠せないまま...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...昔の殿様としてはびっくりするくらいむき出しのヒューメンな若者として扱われており...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...むき出しの火を見ることが好きでない点は父方の祖母のおき土産です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むき出しの身をもって学び...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むき出しの現実の中で磨き出されず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むき出しのツルツルに籐のザルのついたのをそのまま使えるか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの!(むき出しの白い手を...
三好十郎 「冒した者」
...むき出しの真実には耐えきれるもんじゃない...
三好十郎 「冒した者」
...むき出しの天井を匐(は)っている配電線に結ばれていた...
蘭郁二郎 「睡魔」
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