...むき出しの赤はだかで...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...むき出しの炉で(田舎の屋敷風に)暖められ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...へんにむき出しの寒々した感じで...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...キビラ石むき出しの隧道(トンネル)の通路は...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...逞しいむき出しの腕でその幼児を軽々と引っかかえて引込んで行った...
寺田寅彦 「札幌まで」
...むき出しの岩肌を見せている...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...二一 実験の心得その頃の実験室は生地むき出しの汚いコンクリートの建物の中の狭い一室で...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...揚幕一枚をブラ下げたむき出しの吊二階で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...むき出しの怖ろしい形相をさらしてゐるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きちんとそろへたむき出しの脚は...
林芙美子 「浮雲」
...脚はむき出しのまゝ床の上にずりおとしてゐた...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...ありのままにむき出しの姿で改めてしいられたくはないのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...雑草も生えていなければ木もなくむき出しのところがあった...
宮本百合子 「雨と子供」
...むき出しの火を見ることが好きでない点は父方の祖母のおき土産です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むき出しの現実の中で磨き出されず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...むき出しのツルツルに籐のザルのついたのをそのまま使えるか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで自然とそっけない・正直な・むき出しの・言葉づかいになってしまう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...十字に組んだ二本の死骨――遠い昔の未開の姿をにほはせてゐるむき出しの凄い繪があつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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