...いくら商売だからといっても物には冥利(みょうり)というものがあるからのと...
橘外男 「蒲団」
...盗人冥利(ぬすっとみょうり)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲州名代(なだい)の猿橋の真中にブラ下って桂川(かつらがわ)見物をさせてもらうなんぞは野郎も冥利(みょうり)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝負事の冥利(みょうり)に尽きてしまいますからな」「けれども貴様...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから仕事にかかるのが冥利(みょうり)だという申し出がありましたのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...これじゃ商売冥利(みょうり)に尽きるといったようなわけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...商売商売の冥利(みょうり)だから仕方がありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...早く独立自給だけにして見なければ冥利(みょうり)にそむくと弥之助は考えている...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...新さんを捨てちゃ冥利(みょうり)が悪い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御用聞冥利(みょうり)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日(こんにち)冥利(みょうり)がわりいじゃないか...
二葉亭四迷 「浮雲」
...出せと言ったら黙って出せ!(仙太返事をせず)……出さねえな? バクチ打ちの作法も冥利(みょうり)も忘れた野郎だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...跡にまだ妙了尼(みょうりょうに)がいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...男冥利(みょうり)に尽きたんだろう」「おい...
吉川英治 「江戸三国志」
...このまま寝るのが冥利(みょうり)がわるくなって...
吉川英治 「江戸三国志」
...――世の名利(みょうり)を...
吉川英治 「私本太平記」
...冥利(みょうり)を知らねえと」「いやです……」「生意気な」くわえていた鮒の串を弾(はじ)いて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あらゆる名利(みょうり)を名聞(みょうもん)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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