...茗荷屋(みょうがや)でございます...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...生垣(いけがき)の根にはひとむらの茗荷(みょうが)の力なくのびてる中に...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...草の葉も稲の葉も茗荷(みょうが)の葉も皆葉端(はさき)を捲(ま)いて...
田中貢太郎 「雑木林の中」
...命冥加(いのちみょうが)な」良輔が呟きつつ...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...女房も娘も叩き売って山車の費用を出し合うのが江戸ッ子に生れた身の冥加(みょうが)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...まさにそのためには十年の生命をちぢめても冥加(みょうが)と思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...目白の台へ急いで鶉(うずら)ヶ岡の二本松――夏ならば茗荷畑(みょうがばたけ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...冥加(みょうが)の至りに存じます」「いや...
吉川英治 「江戸三国志」
...大月先生のご所望を突ッぱねたとは冥加(みょうが)を知らぬ奴じゃわい」などと人もなげに追従(ついしょう)をつくす門人もあった...
吉川英治 「剣難女難」
...実に人と生れた冥加(みょうが)この上もありません...
吉川英治 「三国志」
...冥加(みょうが)でないぞ」追いかけた者は...
吉川英治 「三国志」
...「いのち冥加(みょうが)な虫ケラどもだ...
吉川英治 「私本太平記」
...武門冥加(みょうが)...
吉川英治 「私本太平記」
...信長が領下に生れた冥加(みょうが)ぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...弓取の冥加(みょうが)につきるというのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわゆる武士の冥加(みょうが)というもの...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...こうしている間の冥加(みょうが)を惧(おそ)れた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...付近の茗荷畑(みょうがばたけ)を買って家作を建てたり...
吉川英治 「松のや露八」
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