...父親(ちちおや)は相当(そうとう)高(たか)い地位(ちい)の大宮人(おおみやびと)で...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...宮人(みやびと)のはかまのすそのひもについた小さな鈴(すず)...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...又みやびにして姿高いものであり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...貴夫人の雅(みやび)やかさを装っている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...実にみやびなものになるんだがな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宮人を今は「みやびと」と読むけれども昔は「みやひと」である...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...上流の俊髦(しゅんぼう)前光卿は沐猴(もくこう)の冠(かん)したのは違う大宮人(おおみやびと)の...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...今まで嘗て見たこともないやうな名門のみやびと云ふやうな印象を私に與へた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...鬼の手にかゝつてみやびやかな舞姫の白い股が現れたりするに至つては...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...自分で極めた大詰へみやびやかな迷の路をさまよいながら運ばせる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...みやびな公卿(くぎょう)たちに慣れた宮中の女どもには...
山川方夫 「菊」
...集った宮人(みやびと)たちには...
横光利一 「日輪」
...概して瀟洒(あつさり)と都雅(みやび)であることは他(た)国人の及ぶ所で無からう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...側(かたわ)らから扇で風を送っている嫋女(たおやめ)は余りに優雅(みやび)ていた...
吉川英治 「黒田如水」
...その優雅(みやび)も麗わしさも...
吉川英治 「私本太平記」
...いまや動顛(どうてん)狼狽の極にあろう内裏の大宮人(おおみやびと)たちが――わけても後醍醐のご進退が――彼の胸にも想像されて...
吉川英治 「私本太平記」
...京の大宮人(おおみやびと)が歌よむ春のあけぼのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かくて彼が古典に認める「みやび心」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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