...重さの源(みなもと)である重力を打消す器械のことを...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...総べての禍の源(みなもと)とされている女人(にょにん)と云う生物(いきもの)を見たことのない事であった...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...まあそれにしてもひどく月並みなものだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...古くは源頼光(みなもとのらいこう)の童子切と...
中里介山 「大菩薩峠」
...一寸楽しみなものである...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...馬の沓(くつ)を替(か)えるところを見て来たが実に巧(たく)みなものだね」「どうも寺だけにしては...
夏目漱石 「二百十日」
...また源頼朝(みなもとのよりとも)や義經(よしつね)などの時代(じだい)から後(のち)になりますと...
濱田青陵 「博物館」
...……どうだ、この仏を種にして、また面白えことをして見せてくれめえか、と、一本やっておいて御検死にまじって見ていますと、とっくりけえし、ひっくりけえしする千賀春の身体に、どこといって鵜(う)の毛で突いたほどの傷もありません……首を締めたあともなけりゃ、一服盛られたなんてようすもない、まるで、笑ってるような顔で死んでいるんです……」藤波は、底意(そこい)ありげな含み笑いをして、「ふん、あの仏にしちゃ、おかしかろう」千太は、うなずいて、「まったく、あの毒虫にしちゃ、もったいねえような大往生(だいおおじょう)で、みなも、呆気にとられたくれえなんでございますよ」「あんなのを、女郎蜘蛛(じょろうぐも)とでもいうのだろうの...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...みなもろともに死んでこかそ...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...その気風精神のよりて生ずる源(みなもと)は...
福沢諭吉 「学問の独立」
... みなもを こぎこぎ...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「きたりすナトキンのはなし」
...組み立てるに巧みなものがあろうか?親愛なる西の同志たち!われ/\は誓って矛に貫かれたきみらの独裁官の一族どもが...
槇村浩 「獄内にてドイツの同志を思う歌」
...蕪村はこれを一篇の長歌となして新体詩の源(みなもと)を開く能はざりき...
正岡子規 「俳人蕪村」
...みなも早く寝たほうがいい...
松本泰 「宝石の序曲」
...樵山の系は源融(みなもとのとほる)の曾孫渡辺綱から出でてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...誠に巧みなものであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...みなもさように心得おけ」そのまま...
吉川英治 「私本太平記」
...みなも肚のそこから遊べ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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