...流行おくれとなると値段の張ったものほどみっともないんですもの」しばらくしてから...
有島武郎 「或る女」
...「驚くなんてみっともないよ」と三吉は大きい男をたしなめた...
海野十三 「地中魔」
...狙撃事件だなんてみっともない名をつけられ...
高見順 「いやな感じ」
...やめろ! あっちへ行け! みっともない...
太宰治 「家庭の幸福」
...みっともない事だからね...
太宰治 「新ハムレット」
...いいとしをして、みっともない...
太宰治 「新ハムレット」
...いきまいているのですか? みっともない...
太宰治 「新ハムレット」
...つまらぬ暗号を喜ぶのは、みっともない...
太宰治 「正義と微笑」
...みっともない...
太宰治 「如是我聞」
...それが作家の本道だと信じて疑わないおまえの馬面(うまづら)がみっともない...
太宰治 「如是我聞」
...「お鶴、まあ、これ、みっともない、そ、そんなことを云うものでねえ、みっともない、他へ聞えるのだ」「聞えたっていいわよ」「いいことはねえ、他(ひと)に笑われる、そんなことを云うものでねえ、だいち、親子が喧嘩するなんて、みっともないことじゃ、やめろ」「やめないわ、わたし、あんなことを云われて、親だって何だって、承知しないから」「そりゃ、いけねえ、みっともない、いけねえぞ」お鶴は何と思ったかふいと起(た)った...
田中貢太郎 「春心」
...みっともない」と云うと二人の姿はぱっと消えてしまった...
田中貢太郎 「平山婆」
...みっともないと言ってるんだ...
中島敦 「狼疾記」
...若い者がみっともない...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...我々同志よもみっともないことである...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ところであたしのようなみっともない娘はどこへ努力を集中したらいいのだろう...
久生十蘭 「だいこん」
...……みっともないぞオイ...
正岡容 「小説 圓朝」
...何ともいえぬみっともない顔の...
柳田国男 「雪国の春」
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