...ひどくみっともないかっこうをしています...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「みにくいアヒルの子」
...「驚くなんてみっともないよ」と三吉は大きい男をたしなめた...
海野十三 「地中魔」
...泣くなんてみっともないわ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...どこにでもパイプがごろごろしているのはみっともない...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...みっともないわよ...
太宰治 「愛と美について」
...実にみっともない...
太宰治 「風の便り」
...やめろ! あっちへ行け! みっともない...
太宰治 「家庭の幸福」
...なんだいお前は、もう高等科二年にもなったくせに、そんなに泣いて、みっともないぞ...
太宰治 「春の枯葉」
...「お鶴、まあ、これ、みっともない、そ、そんなことを云うものでねえ、みっともない、他へ聞えるのだ」「聞えたっていいわよ」「いいことはねえ、他(ひと)に笑われる、そんなことを云うものでねえ、だいち、親子が喧嘩するなんて、みっともないことじゃ、やめろ」「やめないわ、わたし、あんなことを云われて、親だって何だって、承知しないから」「そりゃ、いけねえ、みっともない、いけねえぞ」お鶴は何と思ったかふいと起(た)った...
田中貢太郎 「春心」
...みっともない」と云うと二人の姿はぱっと消えてしまった...
田中貢太郎 「平山婆」
...その上みっともないわ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...みっともないといったほうがいいくらいなの」佐伯氏が...
久生十蘭 「キャラコさん」
...年齢のころは十八九怒り肩のそばかすだらけなみっともない女で...
久生十蘭 「金狼」
...みっともないほど嗚咽といふ感じに泣けた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...むくんだように見えたさわ子のみっともない様子を思い起した...
「海流」
...戦争中カンゴクの中で戦闘機の部分品を作っていた共産党員が、終戦後とびだして来て、強制的に従軍させられた従軍文士を戦犯として罵りさわいだのよりも、みっともない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そんなことができるかい」「なにがみっともないのさ」「長屋のみんなにへんな眼で見られるじゃねえか」そして殆んど呟くように云った...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...きさまみっともないぞ」と彼は自分に云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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