...みっともない...
有島武郎 「ドモ又の死」
...それであのままにして置いてはみっともないから朝のうちに来て直して下さい」との挨拶でした...
上村松園 「作画について」
...みっともない――」といったが...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...たまに私の家に訪れて来る友人は、すべて才あり学あり、巧(たく)まずして華麗高潔の芸論を展開するのであるが、私は、れいの「天候居士」ゆえ、いたずらに、あの、あの、とばかり申して膝をゆすり、稀(まれ)には、へえ、などの平伏の返事まで飛び出す始末で、われながら、みっともない...
太宰治 「乞食学生」
...みっともないものです...
太宰治 「新ハムレット」
...いきまいているのですか? みっともない...
太宰治 「新ハムレット」
...みっともない...
太宰治 「パンドラの匣」
...われながらみっともないと思い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...いい加減強情過ぎると思わんかね?」「みっともない人だわ」クチュール夫人が言った...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...みっともないものを掛けならべて...
久生十蘭 「肌色の月」
...まあみっともないことはない程度の入りだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...むくんだように見えたさわ子のみっともない様子を思い起した...
「海流」
...そのみっともない女は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...戦争中カンゴクの中で戦闘機の部分品を作っていた共産党員が、終戦後とびだして来て、強制的に従軍させられた従軍文士を戦犯として罵りさわいだのよりも、みっともない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...太平洋戦争とか言われているところの甚だみっともない戦争のために...
山之口貘 「私の青年時代」
...失敬ながらみっともない画だ...
山本周五郎 「青べか日記」
...「みっともないちび」という感じとはすっかり変ってみえた...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...みっともない」彼は自分の腹部に云った...
山本周五郎 「風流太平記」
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