...歩(ある)いた道程(みちのり)は一里(り)あまりでございましょうか...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...父が三里も道程(みちのり)のある島松まで出かけていって...
有島武郎 「星座」
...方角道程(みちのり)よくも辨へねど...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...四百数十キロの道程(みちのり)があった...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...此路程(みちのり)五里計(ばかり)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...通う道程(みちのり)も四分の一位になって都合もよいので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...たといわずかな道程(みちのり)でも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...皆そこにある」「幾日ぐらいかかりましょうか」「道程(みちのり)は...
直木三十五 「南国太平記」
...この道程(みちのり)もさほど遠いとも思わず初めの中(うち)は物珍しいのでかえって楽しかった...
永井荷風 「日和下駄」
...先頃(さきごろ)のよりも濃(こ)くして貼(は)つたからもう此(こ)れで遠(とほ)い道程(みちのり)を態々(わざ/\)來(こ)なくても此(こ)れを時々(とき/″\)貼(は)つてやれば自然(しぜん)に乾(かわ)いて畢(しま)ふだらうと...
長塚節 「土」
...地理道程(みちのり)に至っても悉皆(しっかい)真闇(まっくら)であった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...どのくらいの道程(みちのり)があるの」「そうさなあ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...「メルボーンから東京まで……思えば長いみちのりだった...
久生十蘭 「だいこん」
...江戸から大阪迄は百五十里の道程(みちのり)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...かなりの道程(みちのり)があったということだけは確実である...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...ところが地獄までは決して近い道程(みちのり)ではないから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「毎日相当の道程(みちのり)を歩くんで仲々足労(くたび)れる...
牧野信一 「昔の歌留多」
...道程(みちのり)にすれば実に短い――時間にすれば何万何千里にも値する歳月の遥けさをとおって...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索