例文・使い方一覧でみる「みだり」の意味
スポンサーリンク...さりとて他人がみだりに命題すべき筋合（すじあい）にあらざるを以て... 
泉鏡花 「遺稿」
...自分勝手に求めた苦悶（くもん）でみだりに先輩たる人に語るべき事でないような気もする...
伊藤左千夫 「廃める」
...いかに処置したらいいであろうか？ 人の死をみだりに第三者が...
橘外男 「仁王門」
...妖怪変化か魔性のものとはききずてならぬ一言！ 里！ 主人なり主人の母の悪口雑言（あっこうぞうごん）をみだりにいたせば...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...またはみだりに虚偽迷妄な説を造作してそれを支持するものがあり...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...またみだりに出版を焦（あせ）るようなことをしなかった...
中里介山 「生前身後の事」
...私などは寧ろ先生に對しては其の樂しみをみだりにした方であらう...
中島徳藏 「巽軒先生喜壽の祝辭」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...「人命をみだりに亡ぼす事を考へないか」と怒鳴りましたの...
原田皐月 「獄中の女より男に」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...或は婦人が漫（みだり）に男子の挙動を疑い...
福沢諭吉 「女大学評論」
...あなたが淫（みだり）がましい人だとはどんな場合にも發見出來ないことだ...
室生犀星 「はるあはれ」
...さればとて又妄（みだり）に疑ふべきでも無い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...宋人の妄（みだり）に変改を加へたのは慮（おもんぱかり）の足らなかつたものである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし其一部分は妄（みだり）に刪（けづ）られて亡びた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...みだりに役目を取りあげられないことになっているのです...
文部省 「あたらしい憲法のはなし」
...みだりに兵をうごかすな...
吉川英治 「上杉謙信」
...みだりに兵をうごかすにおいては...
吉川英治 「源頼朝」
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