...薄暗い僕の脳味噌(のうみそ)のどこかに木の子のやうに生えてゐるであらう...
芥川龍之介 「二人の友」
...村雲(むらぐも)のしがむみそらも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...御禊(みそぎ)一せむとして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...誰の眼にもすぐにそれがみそさざいであることが分ろうというものだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...人に恥(は)ぢ神には恥ぢず初詣(はつもうで)神は唯臠(みそなわ)すのみ初詣推し量る神慮かしこし初詣十二月七日 偶成...
高浜虚子 「五百五十句」
...眼白頬白みそさゞい...
種田山頭火 「其中日記」
...髭には叮嚀(ていねい)に剃刀(かみそり)があてられている...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...小屋の中の片側には数日分の薪材(しんざい)に付近の灌木林(かんぼくりん)から伐(き)り集めた小枝大枝が小ぎれいに切りそろえ積みそろえられていかにも落ち着いた家庭的な気持ちを感じさせる...
寺田寅彦 「小浅間」
...米、味噌(みそ)、茶わん、箸(はし)、飯櫃(めしびつ)のような、われわれの生命の維持に必需な材料器具でもない...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...お菊を見初(みそ)めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お栄の艶やかな姿を押し包みそうにも見えるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ無は有の中に滲込みそれを稀薄にする成分從屬的成分に過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...大きなみそ汁鍋(なべ)と...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...一つの寝室の中でこれから十日間も生活するのだと考えると何か無事ではすみそうにない予感がした...
平林初之輔 「謎の女」
...みそのは園のゐる席に現れる事はなかつたが...
牧野信一 「淡雪」
...別に白胡麻を炒って擂鉢でよく摺ってその中へ焼味噌(やきみそ)を入れてまたよく摺ってそこへ今の鯛の身の方を入れてまたよく摺り混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...剃刀(かみそり)はゆるされないので...
吉川英治 「私本太平記」
...剃刀(かみそり)もあて...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??