...がみずから慚愧(ざんき)して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...弱って病気でいる時にはことに苦しい家庭的愛情の欠乏をみずからまぎらそうとつとめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は前もってみずから繰り返し言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...滞るものからみずから逃れようという...
中井正一 「美学入門」
...みずからおこなつたのである...
蜷川新 「天皇」
...みずから慰めても書かれてある...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...みずから騒がずにちゃんと止めるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いやわたしみずからまでが神々を信じないかのように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(b)だからこの自分みずからを知る学問においても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身みずからの荊棘(けいきょく)を作るにいたる...
吉川英治 「三国志」
...葬儀委員長には司馬懿(しばい)仲達がみずから当った...
吉川英治 「三国志」
...自分みずから臣職の位(くらい)を三等貶(おと)して...
吉川英治 「三国志」
...一つ 尊氏みずからはじっさいには元弘の鎌倉攻略に参加しておらず...
吉川英治 「私本太平記」
...みずから手がかりの道を遮断(しゃだん)してしまったことに帰結する――と憤慨(ふんがい)した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...直家はみずから安土へ出向いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...坂東の将門は、皇位を僭称し、みずから、いる所を、王城に擬(ぎ)し、左右の大臣を任命したり、一夜拵(ごしら)えの文官武官に、勝手な除目を与えて、その勢威は、ほんとうの天子のようだという噂が、都じゅうに拡がった...
吉川英治 「平の将門」
...自笑十年行脚事(みずからわろうじゅうねんあんぎゃのこと)痩藤破笠扣禅扉(そうとうはりゅうぜんびをたたく)元来仏法無多子(がんらいぶっぽうたしなきなり)喫飯喫茶又著衣(きっぱんきっさまたちゃくい)これは愚堂和尚が自嘲の作という一偈(げ)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...みずから製作場に臨まれたというようなこともないとは限らない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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