...木はみしみしと音(おと)を立てました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...かぐら堂の二階中みしみしと鳴る...
泉鏡花 「歌行燈」
...梁(はり)がみしみし鳴っとですたい...
梅崎春生 「幻化」
...みしみしと鳴りだした...
海野十三 「海底大陸」
...丸太ん棒がみしみし鳴りだしました...
海野十三 「怪塔王」
...世界じゅうがみしみしと震(ふる)い動きました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...みしみし階段の足音が聞えて...
太宰治 「虚構の春」
...ベッドがみしみしとふるえ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...関節(ふしぶし)がみしみしと鳴った...
夏目漱石 「思い出す事など」
...みしみしと痛んで眼が覚めた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...蓉子のねている室の次の間でみしみしいう音をきいた時だ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...人生的にみしみし鳴るおもみに耐え得て来ていることは古典が示して居りますものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二階がみしみしいうほど買って買ってよ...
山本周五郎 「青べか物語」
...二階がみしみしいうほど買って買ってよ...
山本周五郎 「青べか物語」
...殆んどみしみしと骨のきしむ音が聞えるくらいだった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...みしみしと囲んだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...若い後家は、「いけない、いけない」といいつつ、子供のする振舞なので、怒れもせず、笑いながら追いかけて行ったが、そのまましばらく階下から上がって来ないがと思っていると、やがて城太郎だけが、みしみしと、梯子段をのろく上がって来る様子...
吉川英治 「宮本武蔵」
...みしみし階段が軋むと...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索