...あのいやな、魔法(まほう)の鏡のかけらで、その鏡にうつすと、大きくていいものも、ちいさく、いやなものに、みえるかわり、いけないわるいものほど、いっそうきわだってわるく見え、なんによらず、物事(ものごと)のあらが、すぐめだって見えるのです...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...逃げるつもりとみえます...
海野十三 「怪塔王」
...どこか近所で飼つてゐるとみえるな...
薄田泣菫 「独楽園」
...唱歌の時間であるとみえて...
田山花袋 「田舎教師」
...青い蚊帳の中にでもいるように二人の顔は青くそまってみえました...
壺井栄 「柿の木のある家」
...店員もみえません...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...三枝(みえだ)に花を咲かせた」家(いえ)だといっています...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...ちょろの話を聞いているようにみえるだけであり...
山本周五郎 「季節のない街」
...柴田外記(げき)と古内志摩はまだみえないそうで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...神々しくさえみえた...
山本周五郎 「山彦乙女」
...思いあたる何ものかがあったとみえる...
吉川英治 「三国志」
...喰べてやれ」「河内守がみえましたか」「笠置寺再建の用務でのぼって来たという」「寺の建立(こんりゅう)奉行などは...
吉川英治 「私本太平記」
...眼にみえない亡兆(ぼうちょう)を一々あげて...
吉川英治 「新書太閤記」
...この大竹藪のうちに立ち廻っているとみえる」「三十郎...
吉川英治 「新書太閤記」
...男が恋しいとみえる...
吉川英治 「親鸞」
...深傷(ふかで)でよほど体も疲れているとみえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鍬鍛冶(くわかじ)が住んでいるとみえて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...捕縄を持つような業(わざ)は適さないとみえる」「まあ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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