...そして予はいま上代的紅顔(じょうだいてきこうがん)の美女に中食をすすめられつついる...   
伊藤左千夫  「河口湖」 
...やがて傾いている軍艦淡路のま上までくると...   
海野十三  「怪塔王」 
...頭のま上にかがやいているからね」赤道直下(せきどうちょっか)だから正午には太陽は頭のま上にあるのだ...   
海野十三  「恐竜島」 
...市長の机の上に土足のまま上るものもあれば...   
海野十三  「深夜の市長」 
...たまたま上陸して自分の郷里なぞに歸ると...   
海野十三(佐野昌一)  「南太平洋科學風土記」 
...その広っぱのま上までくると...   
江戸川乱歩  「奇面城の秘密」 
...そのまま上野駅へ馳せつけて汽車に乗り...   
大鹿卓  「渡良瀬川」 
...その視線はま上から防寨の中に落ちていた...   
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」 
...いま上りかけた人足の面(つら)の真中から血汐(ちしお)が溢れ出して...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...このまま上野まで立ち通しではどうにも身体(からだ)が持たないような気がして来た...   
中谷宇吉郎  「I駅の一夜」 
...そのまま上方へ飛んで...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...ま上にはひろびろとしたあかるい空があり...   
本庄陸男  「石狩川」 
...いま上の方で工事をしてるもンで...   
正岡容  「落語家温泉録」 
...わたしのま上にのしかかった頃のことである...   
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」 
...ズルスケのま上までくると...   
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」 
...唇をむすんだまま上へあげ...   
山本周五郎  「樅ノ木は残った」 
...「同じく二月十五日、涌谷さま上着、麻布屋敷へはいられた」家老の亘理蔵人(わたりくらんど)を使者に、両後見へ到着の挨拶をし、また陸奥守さまに献上品があった...   
山本周五郎  「樅ノ木は残った」 
...そのまま上へのぼり始めた...   
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」 
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??