...陳列室のまん中に据えてあるベンチへ行って...
芥川龍之介 「開化の良人」
...端然と座敷のまん中に控えている...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...のつそり室(へや)のまん中に立つた...
芥川龍之介 「酒虫」
...広場のまん中には...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...せっこうのおきもののまん中にしゃがんでいますと...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...ちょうど絵のまん中で...
谷譲次 「踊る地平線」
...往来のまん中へ仰(の)け反(ぞ)って了いました...
谷崎潤一郎 「幇間」
...白昼帝都のまん中で衆人環視の中に行なわれた殺人事件は不思議にも司直の追求を受けずまた市人の何人(なんぴと)もこれをとがむることなしにそのままに忘却の闇(やみ)に葬られてしまった...
寺田寅彦 「火事教育」
...深い掘割溝(ほりわりみぞ)の崖(がけ)の縁にすわって溝渠(こうきょ)と道路のパースペクチーヴをまん中に入れたのを描いた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...まん中に穴のあいているのが天保銭(てんぽうせん)で...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...部屋のまん中はがらんとしていて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まん中から軽く波打ちながちこめかみを蔽って...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...まん中がふくらみ出して...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...その流れのまん中に...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...まん中がふくらみ出して...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...すなわち古来まん中に穴のあいていた理由が...
柳田国男 「海上の道」
...傷口のまん中を切開し...
山本周五郎 「つばくろ」
...喉首(のどくび)のまん中だ」また答える声がした...
山本周五郎 「山彦乙女」
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