例文・使い方一覧でみる「まんべんなく」の意味
スポンサーリンク...まんべんなくばら色に輝いている... 
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...私たちは一つかみずつの青草をまんべんなく牛にやって...
有島武郎 「フランセスの顔」
...博くまんべんなく情（なさけ）をお懸けになりますので...
泉鏡花 「婦系図」
...まんべんなく愛嬌をふりまく才能を備えていた...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...与えられた課目をまんべんなく勉強する気がなかったので卒業の成績は優秀とはいかなかった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...お寺の日時計・砂時計・礼拝中に居眠りするやつを小突くための棒・男たちの wicked eye から完全に保護されている女だけの席・地獄の絵・審判の日の作り物・うその告白をした女を罰する足枷（あしかせ）――それらにまんべんなく感心してしまうと...
谷譲次 「踊る地平線」
...円形スタンドの全方面へまんべんなく挨拶してるのが見える...
谷譲次 「踊る地平線」
...万年筆の細い線でまんべんなく塗り潰すのは甚だ手数がかゝる上に...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...まんべんなく手を出したり...
中里介山 「大菩薩峠」
...それなり余の顔をまんべんなく一応撫で廻わした...
夏目漱石 「草枕」
...けれどもどこもかしこもまんべんなく絵の具が塗ってあるから...
夏目漱石 「三四郎」
...まんべんなくお前の顔をいろどつて...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...鏡の前で十分ばかりもまんべんなく氷で顔をマッサアジした...
林芙美子 「晩菊」
...乳液でまんべんなく手の甲を叩（たた）いておくだけで...
林芙美子 「晩菊」
...普通の自然主義小説が心理の流れをまんべんなくアンダアラインしてゐるに反し...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...まんべんなく一瞥した...
本庄陸男 「白い壁」
...結局全国をまんべんなく...
柳田國男 「和州地名談」
...内側はまんべんなく生毛（うぶげ）で包んである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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