...その夜はまんじりともせず...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...まんじりともせずに夜を明かしたかは...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...私は昨夜まんじりともしていないのです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...成は終夜まんじりともしなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「促織」
...翌(あく)る朝(あさ)までまんじりともしない様子であった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...六時が鳴るまでまんじりともせず待ち明した...
夏目漱石 「琴のそら音」
...到頭(とうとう)金之助はまんじりともせず翌朝を迎えたのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...到頭まんじりともしなかつたと申しますし」さういふうちに三人は部屋の入口に立つて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まんじりともせずに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と晩まんじりともさせないでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜はまんじりともしなかつたけれども...
林芙美子 「夜福」
...朝までまんじりともしないという辛い夜を...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...私達はそうしたまままんじりともしないでその夜を明かした...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...まんじりともしないであらゆる物音に耳をすましていた...
本庄陸男 「石狩川」
...まんじりとも出來なかつたんだから...
牧野信一 「痴日」
...私のかおをまんじりと眺める...
室生犀星 「音楽時計」
...「私は朝までまんじりともしませんでした...
山本周五郎 「季節のない街」
...姫は昨夜も夜通しまんじりとも為(し)なかったので...
夢野久作 「白髪小僧」
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