...ただまるまると太っている...
太宰治 「リイズ」
...まるまるとふとった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...まるまると肥(ふと)った男で...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...まるまると肥った褐色髮(ブリュネット)の婦人で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...まるまる肥ってくるうちに...
豊島与志雄 「理想の女」
...まるまる肥(ふと)つた體(からだ)をよちよちさせながら...
南部修太郎 「畫家とセリセリス」
...セエラはまるまるとしたアアミンガアドが赤いショオルにくるまっているのを見るだけでも...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...その手は菓子であるそのじつにかはゆらしい むつくりとした工合はどうだそのまるまるとして菓子のやうにふくらんだ工合はどうだ指なんかはまことにほつそりとしてしながよくまるでちひさな青い魚類のやうでやさしくそよそよとうごいてゐる樣子はたまらない...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...頬は子供のようにまるまるとして...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...まるまる人に貸すなり...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...まるまる二日間無駄なことをしたので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...まるまる一週間考えあぐねた末...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...それだからまるまるこの一語を罷(や)めてしまわぬかぎり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...またはまるまる結果を考えずに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...顔も躯(からだ)もまるまると肥えた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...毬のように躯も顔もまるまると肥えている...
山本周五郎 「風流太平記」
...その白さがまるまるこッちへ見えないのは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...一本一本がまるまると茂って居る...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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