...まるまると肥った色の白そうな女だった...
海野十三 「地獄街道」
...まるまるした顔に...
江戸川乱歩 「影男」
...まるまる二十四時間(じかん)...
高山毅 「福沢諭吉」
...まるまる太ったいい子です...
太宰治 「善蔵を思う」
...まるまると白く太った美男の...
太宰治 「HUMAN LOST」
...体がまるまるとふとって...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...浮浪少年は彼女のことをまるまる嬢と言っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...帰りには依託された商品の運賃をまるまる儲(もう)けることができる...
中村地平 「南方郵信」
...まるまる人に貸すなり...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...まるまる首だけは高いだらうと思ふわ――そのお父さまだつてずゐぶんお背が高く...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...搗麦を荷馬車にまるまる一台と...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...チンクルベリたちは 1ぴきの まるまる ふとった もぐらを もっていって...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「きたりすナトキンのはなし」
...丈が低くて二十貫もあるほどの横肥りにまるまるとしてゐる岡のことを大二郎が...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...まるまるとにおやかに乗っかったまま...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...おつきさんおつきさん まんまるまるるるんおほしさんおほしさん ぴかりぴりるるんかしわはかんかの かんからからららんふくろはのろづき おっほほほほほほん...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...あとはまるまると七百萬圓ははいる筈であつた...
室生犀星 「渚」
...まるまる木がなければその場処を榜示戸とも法師土とも記し...
柳田國男 「地名の研究」
...まるまる省(かえり)みなかった先覚とやらの誤謬ではないか...
柳田国男 「木綿以前の事」
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