...それがしかも今のところまるっきりむだになって滴り落ちているんだ...
有島武郎 「星座」
...私と革舟とはまるっきり空中へ叩き飛ばされるだろう...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...まるっきり違った生きものである場合がたいへん多いと思います...
太宰治 「風の便り」
...まるっきり嘘(うそ)をついていると思いません...
太宰治 「新ハムレット」
...まるっきり違ったものになってしまった...
太宰治 「皮膚と心」
...まるっきり睡(ねむ)くなくなって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...まるっきり退屈なものに思われたのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まるっきりわからないことのあるために...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうして逃げたかまるっきり見当も付かない始末です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あれはまるっきり違います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここへ陽が当らなかったらまるっきり商売にならない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まるっきり釘の錆び方がちがう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まるっきり……」「やかましい...
久生十蘭 「魔都」
...そしてまるっきり放心状態になっている自分自身に気がついて...
堀辰雄 「美しい村」
...活動写真たあまるっきり違うんだからな」窓側の一番前にいるさい槌頭の阿部が...
本庄陸男 「白い壁」
...全然まるっきり見当がつかなかったからだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...少年の考とはまるっきり違い...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...きびきびしたルパンの言葉使いとはまるっきり吊り合わなくて実におかしかった...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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