...それがしかも今のところまるっきりむだになって滴り落ちているんだ...
有島武郎 「星座」
...まるっきりお姿をお見せになりませんでしたし...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...まるっきり違っているものも...
高神覚昇 「般若心経講義」
...まるっきり考えることが違って来る...
太宰治 「女生徒」
...まるっきり根拠の無い事で...
太宰治 「新ハムレット」
...まるっきり話など始める気などはなかったのだが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...まるっきり嘘を言って評判を立てるわけにもゆくめえから本当かも知れねえよ」「そうかなあ」与八はしきりにその印度人槍使いの大看板をながめていますから道庵が...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるっきり相好(そうごう)をくずしてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...勝は進取――性格と主義がまるっきり違っている」「そいつは困る...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次にはまるっきり見当も付きません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今までの段取りではまるっきりあたりがつかねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...まるっきり記憶に残っていないのである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...まるっきり知らなかった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...活動写真たあまるっきり違うんだからな」窓側の一番前にいるさい槌頭の阿部が...
本庄陸男 「白い壁」
...その代わりかれはまるっきり自分を世間の目からくらまして...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まるっきり反動的な...
三好十郎 「冒した者」
...ぼくにはまるっきりわけがわからない...
山川方夫 「演技の果て」
...……ゼエゼエ」まるっきり...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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