...女としてまるきり正反対の性質ですけれど...
上村松園 「朝顔日記の深雪と淀君」
...まるきり關係のない彼の過去の所業に歸する結果だといつて詑びてゐた...
小穴隆一 「二つの繪」
...今度はまるきり知らん人やあれへんよつて...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...私に取ってまるきり寝耳に水の事が...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...わしには総理大臣などはまるきり存在しないも同じだと言わねばなりません...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...口がまるきり利けねえのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この辺の地形についてまるきり観測の余地のない竜之助は...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分とはまるきり違った体格と風俗の女で...
中里介山 「大菩薩峠」
...宿屋はしてゐないさうでね」「困つたなア」「此邉はまるきり旅館がないンで……」「さうですかねえ」これ以上孤獨ではゐられないやうなあせりかたで...
林芙美子 「雨」
...こちらの言うことがまるきり耳へとどかないようすで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……まるきり、無茶や...
火野葦平 「花と龍」
...まるきりの無学文盲...
火野葦平 「花と龍」
...まるきり意味は通じなかった...
牧野信一 「鬼涙村」
...ものをまるきり持たなかったひとが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...地金がまるきりヨタなんだ...
三好十郎 「その人を知らず」
...(とまるきり出し抜けな事を言ひ出すのである)ところが...
三好十郎 「妻恋行」
...しかし家がまるきり絶えたわけでなく...
柳田国男 「故郷七十年」
...何んだかまるきり他のことを饒舌つてゐたやうですが...
横光利一 「マルクスの審判」
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