...」戸田はびっくりして、となりの賢吉少年をだくようにして、まもりました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...大山守命(おおやまもりのみこと)が下の川をおわたりになるときに...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...処女に対して、敬虔な心を傾けて愛し、彼女を監視し、彼女を育て、彼女をまもり、彼女を敬い、自ら不潔の身でありながら、純潔をもって彼女をおおい包むこの盗賊は、そもそもいかなるものであったろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われは乙女リユシイがおもてを見まもりぬ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...其処で頒(わ)ける厄除けの護符(おまもり)が有名で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うちまもり給へるなりけり...
萩原朔太郎 「花あやめ」
...――――――――――――――――庄兵衛は喜助の顔をまもりつつまた...
森鴎外 「高瀬舟」
...いいな」「いいけれども」とさぶは膳をじっと見まもりながら云った...
山本周五郎 「さぶ」
...新しい時代の潮流に棹(さお)を入れようとするものと古い塔をまもりぬこうとするものと...
山本周五郎 「新潮記」
...健固でなによりだった」左近は五つ月ぶりで逢う秀之進の顔をしげしげとみまもりながら...
山本周五郎 「新潮記」
...甲斐はおくみの寝顔を見まもりながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...事をお始めになるにちがいないと信じておりました」光辰は当惑したように民部の顔を見まもり...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...守護(まもり)札も肌につけて戦(いくさ)に出よう」と...
吉川英治 「大谷刑部」
...相手のすがたを見まもりながら...
吉川英治 「三国志」
...自分の心のまもりとして常に肌に秘めていた...
吉川英治 「親鸞」
...無言をまもり合っている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...遠く見まもりながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...飽くまで秘密をまもり遂げるために...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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