...葉子はつやのまめやかな心と言葉に引かされてそこにい残る事にした...
有島武郎 「或る女」
...」とまめやかに言う...
泉鏡花 「婦系図」
...いとも忠実(まめやか)に事(つか)ふれば...
巌谷小波 「こがね丸」
...忠實(まめやか)な僕(をとこ)を求(もと)め...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...一方では強力(ごうりき)人夫の荒仕事もすると同時にまた一方ではまめやかな主婦のいとなみもするのである...
寺田寅彦 「小浅間」
...何くれと忠実(まめやか)に世話をなしつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...このまめやかな細君に新らしい感謝の念を抱(いだ)くと同時に...
夏目漱石 「門」
...此(この)まめやかな細君(さいくん)に新(あた)らしい感謝(かんしや)の念(ねん)を抱(いだ)くと同時(どうじ)に...
夏目漱石 「門」
...細君はいとまめやかに...
長谷川時雨 「九条武子」
...まめやかな奥さんだものだから...
羽仁もと子 「女中訓」
...風邪で寝ついて妻にまめやかに看護された時のことが妙に懐しくなった...
原民喜 「遥かな旅」
...夫々(それ/\)に支度(したく)して老實(まめやか)の侍女(つき)を撰(え)らみ...
樋口一葉 「曉月夜」
...おのが庵(いお)の壁の頽(くず)れかかれるをつくろはす来つる男のこまめやかなる者にて...
正岡子規 「曙覧の歌」
...そういうまめやかな日々のつみ重りの間に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まめやかなる侏儒(しゅじゅ)の近き族(うから)にて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...まめやかな良い従者であったが...
吉川英治 「私本太平記」
...准后の廉子がまめやかな奉侍をしたり...
吉川英治 「私本太平記」
...日頃、まめやかに、盲人の自分に仕えて、よく気づくので、愛していた若い小者が、水戸のご隠居の直臣(じきしん)であると聞いては、自失するほど愕いたのも――いや恐怖に襲われたのもあながち無理ではなかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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