...真蒼(まっさお)な清々(すがすが)しい顔をして枕についたまま母上には冷たい覚悟を微笑に云わして静かに私を見た...
有島武郎 「小さき者へ」
...これもわるいまま母がかわった魔法をかけたのだろうとおもいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...まま母(はは)ははすの皮(かわ)をはぎ...
伊藤左千夫 「告げ人」
...まま母もそれを聞いてちょっとあいさつにでたぎり寄(よ)りつかない...
伊藤左千夫 「告げ人」
...まま母なる人がみょうによそよそしているのでどうすることもできない...
伊藤左千夫 「告げ人」
...そのまま母屋には帰らず...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...(間)親父(おやじ)さんも、まま母も、てんから知らん顔で通しています...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...寝間着のまま母と姉とお清とが立っていた...
豊島与志雄 「黒点」
...裸のまま母の前を通りすぎてやった...
豊島与志雄 「童貞」
...猫を持ったまま母親の所へ行って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この頼りなき幼児は生きたまま母と同じ墓に埋められる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのまま母を床につかせておいた...
三浦環 「お蝶夫人」
...心のよくないまま母のほうは...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「十二人兄弟」
...あのまま母は、妹は森のなかでおそろしいけものにくわれてしまい、にいさんのほうは子ジカになって、狩人(かりゅうど)たちに射殺(いころ)されてしまったものとばかり思いこんでいました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
...まま母があわててさけびました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「にいさんと妹」
...それで、まま母に、「あたしもいかせてください...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
...まま母もとうとう...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
...まま母がふたさらぶんのお豆(まめ)を灰(はい)のなかにぶちまけてしまいますと...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「灰かぶり」
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