...しばらくままごと遊びなんかして見るのもいいじゃないか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...子供がままごと遊びをする時は必ず大人(おとな)の真似をするされば彼女も自分は検校に愛せられていたのでかつて己(おの)れの肉体に痛棒(つうぼう)を喫(きっ)したことはないが日頃の師匠の流儀(りゅうぎ)を知り師たる者はあのようにするのが本来であると幼心に合点(がてん)して...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...田舎の人はままごとのような世帯だと思うに違いありません...
豊島与志雄 「香奠」
...お雛様(ひなさま)の飯事(ままごと)のようなことばっかりしていたんでは納まらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...しきりと他愛ないままごとにふけっている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...飯事(ままごと)をしながら約束したこともあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は玄関の前に茣蓙(ござ)を敷いて子供たちと飯事(ままごと)をして遊んだ...
林芙美子 「落合町山川記」
...これは飯事遊(ままごとあそび)のように娯(たの)しい一ときであった...
原民喜 「壊滅の序曲」
...そして子供たちをしてそれがままごとに入用なときにはいつでも咲いているかのような――実はその小さな花を路傍などで見つけて...
堀辰雄 「幼年時代」
...前と同じようなままごとを二人だけでしはじめた...
堀辰雄 「幼年時代」
...コベントガーデンで果物籠(くだものかご)のままごと遊びの相手を探す羽目になるぞって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...小さい飯事(ままごと)道具を一そろいそれも人形のわきに納められた...
宮本百合子 「悲しめる心」
...ままごと鬼ごとの二つの遊びにおいてはことによく見られる...
柳田国男 「こども風土記」
...越前の福井附近でままごとをジャジャンコ...
柳田国男 「こども風土記」
...米沢(よねざわ)地方ではままごとをオバコダチ...
柳田国男 「こども風土記」
...文化が進めばままごとは文芸化せざるをえなかったのである...
柳田国男 「こども風土記」
...まるでままごと遊びみたいなたのしげな二人の生活からおして...
山川方夫 「演技の果て」
...吉原あたりでは“ままごと棚(だな)”と称する一つの名物を生んだと「匏庵遺稿」は書いている...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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