例文・使い方一覧でみる「まま」の意味
スポンサーリンク...尾生は水の中に立ったまま... 
芥川龍之介 「尾生の信」
...まま母ははじめから口もださず手もださず...
伊藤左千夫 「告げ人」
...そして「アアア……」という、訳の分らぬ甲高（かんだか）い悲鳴を上げたかと思うと、彼女はそのまま、椅子からくずれ落ちて、絨毯（じゅうたん）の上に倒れ伏してしまった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...老人は狐につままれた様な顔をして...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...葉子はいわれるままに着がえをすませたが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...新鮮な白い素肌のままで...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...戸は鎖のついたまま少し開かれて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...黙ったまま腰を下ろして待った...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...私のひめにひめたるお湯にも溶けぬ雪女について問われるがままに語って聞かせて居たのである...
太宰治 「虚構の春」
...眼エつぶったまま強う首振りました...
谷崎潤一郎 「卍（まんじ）」
...まず無言のまま金をじろりと横目に見た...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...つっ立ったまま動けなかった...
豊島与志雄 「反抗」
...われわれはマリユスのありのままを描いているのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...より江は箱を持ったまま小さい鼾（いびき）をたてて眠り始めました...
林芙美子 「蛙」
...「在りのままに信じるのを掟としてゐるのだ...
牧野信一 「疑惑の城」
...大量な殺戮（さつりく）も思いのまま行われた...
吉川英治 「三国志」
...「あれッ？」といったまま燕作（えんさく）は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...阿波の間者牢（かんじゃろう）に囚（とら）われたまま...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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