...もとは金色(こんじき)まばゆいお姿だったのでしょうけれど...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...まばゆいばかり美しい人間の女性であった...
江戸川乱歩 「影男」
...まばゆい光りを真向から射かけられて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まばゆいばかりの緑の十二社...
林芙美子 「新版 放浪記」
...正視出来ない程のまばゆいものを感じた...
林芙美子 「瀑布」
......
原民喜 「かげろふ断章」
...このまばゆいばかりのサロンに入ることを認めてもらったということは貴族階級の免許状を貰ったことを意味していた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「きのうは大層まばゆいばかりのお出立(いでだち)だったと皆が申しておりますが...
堀辰雄 「ほととぎす」
...一筋のまばゆい光線が港から光り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...鏡の面はまばゆいほどに輝いていて...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...目もまばゆいばかりのものがありました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...天の川を数知れない氷がうつくしい燐光をはなちながらお互ぶっつかり合ってまるで花火のやうにパチパチ云ひながら流れて来向ふには大犬座のまばゆい三角標がかゞやきました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...まばゆいほどの人になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...」生れてはじめて見る美しくまばゆい初春の衣裳であった...
室生犀星 「津の国人」
...急にまばゆい光の中に出るときは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その御礼(おんれい)に今日は国中の者を集めて御馳走をします」やがて三人は眼もまばゆい大広間に来ると...
夢野久作 「黒い頭」
...まばゆい雪霽(ゆきば)れだった...
吉川英治 「大岡越前」
...まばゆい騎馬の人やら兵の色調に占められていた...
吉川英治 「私本太平記」
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